ドルフィンキャットでどうでしょう④ ~ドワドル編(前編)~
前回の補足、通常時、ヒゲはこんな感じで口の上に収納されてます。これが伸びるっちゅうわけです。
こんにちわっす。
久しぶりのどうでしょうですが、今回から前編後編でドワーフドルフィン(Tympanopleura)を追っていきます。
どうでしょう出せよ、と言ってもらえるのはありがたいですが、堅い記事です。ネタ一切無いです。ごめんなさいm(__)m。
簡単にドワーフドルフィン(以下ドワドル)の大雑把な説明から、
古い図鑑には詳しく載ってなっかったりするのですが、流通が増えてきて大きいドルフィンと分けるためにフナ尾ドルフィンと言い分けられたりしてる(属は違いますが)ドルフィンファミリーの一族です。7,8種類くらい記載されてますね。
そんな、知る人ぞ知るならぬ飼う人ぞ飼う、ドワドルたちは、その名の通り小っちゃいです。
大きい種類でも最大20cmくらいで、大半は最大10cm~15cmくらいです。
顔、サイズ感、泳ぎ方 全てに可愛さが凝縮されているんですが、腹ビレの使い方は僕も見習いたいくらい可愛いですよ。
これは飼っている人のみ分かるので、買ってください!飼ってください!
で、なんでドワドルに焦点を当てたかというと、こちらの写真をご覧ください。
奥がオスで、手前がメスなんですが、同サイズにしては違いすぎる。
ドワーフドルフィン(Tympanopleura)にも大きいドルフィン(ageneiosus)と同じような雌雄差が見られたんですよねぇ。
この魚たちが分類されているAuchenipteridaeはそうゆう雌雄差があるのですが、
まぁいいや、とりあえずペルー・イキトス近郊に生息しているドワドルたちを確認してみようと。
とゆうことで、市場を卒業し、巻き尺とはお別れです。
では、まず 一番流通していると思うドワドルを、
〇Tympanopleura atronasus〇
(オス個体 10cm)
(メス個体 9cm)
前回の雌雄を見分ける三点を注目してみて下さい。
マックスサイズも10cmくらいなので、このくらいの大きさになれば顕著に表れますね。
逆を言えば、ある程度マックスサイズになってるのに背ビレも伸びてこないし、ヒゲも伸びてないし、尻ビレ先端も太くなってないなぁってゆう個体はメス判定で良いでしょう。
水槽内でもしっかり成熟しますが、小さい個体に関してのみ判断するの難しいですって事です。
早速、ドワドルにも同じような雌雄差が見られるとゆうことは分かったので、
あとは、イキトス近郊に生息しているドワドルをご紹介するためにアマゾン本流なのか、ナナイ川なのか分かりませんがひた走るだけです。
可愛いですがコアな魚ですので、日本で数見れるかというとそうゆうわけにもいかないと思います。
そこは私が代わりに蚊に刺されながら採集してきますので、数種類採れるといいですが、採れないと後編がいつまでたっても出せないので・・・(笑) 採れますように。。。
(※)ドワドルは色んな流通名があるので、混乱しないよう学名のみにしてますが、最後の最後にイキトス近郊で採れるものに関してはまとめます。
おまけ。
ストライプドルフィン(ストドル)の顕著なオスと背ビレ伸びかけのオス。サイズはほぼ同じくらい。
(オス個体 18cm)
(まだ顕著ではないオス個体 17cm)
(メス個体 17cm)
伸びかけになると若干太くなるから分かりますね。
てゆうか、メスは背ビレを倒す必要ないから小さくても背ビレが前に倒れるか、倒れないかで判断できるんやないかって今ふと思ったけど、さすがにそれは違うか(笑)
チャオ♪
ブエノス・田垣
-現地からの追記-
今日の採集帰り際、豪雨と強風で荒れてるアマゾン本流です。
波も高く船で渡れないので、こうゆう時は素直に豪雨に打たれるしかないです。