ぷろだくしょんバオバブ分裂騒動(削除予定)

登録日: 2012/04/23(月) 17:01:46
更新日:2018/08/07 Tue 22:21:33NEW!
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ぷろだくしょんバオバブ分裂騒動とは、2011年4月に発覚してから同年11月まで続いた声優事務所のゴタゴタ騒ぎである。
要は「ぷろだくしょんバオバブ」(以下バオバブ)から新興事務所である「アクセルワン」への大量の人材流出を指す。
移動したのは、声優とそのマネージャー、更には営業担当者や事務員まで様々。


アクセルワンの役員には2011年2月にバオバブを離れた福山潤が就いた。
更にバオバブの会社設立者が会長職に就任しているため、両者の姓からこの件は別名「福山の乱」とも言われているとか。


背景

大手信用調査会社により、近年のバオバブは資金繰りに困窮していたことが語られている。
契機となったのは2002年、元所属声優である堀内賢雄らが「ケンユウオフィス」を設立・独立したこと。
2008年にはリーマンショックの煽りを受けて財務状況がさらに悪化、2010年3月期には債務超過にまで陥っていた。
バオバブは所属タレントには優先的に給与を分配していたが、直接雇用していたマネージャー等の事務所スタッフへの給与の支払いが遅れる月もあり、
次々と退職するスタッフが相次ぐようになる。

あくまで、一般論ではあるが、リーマンショック後に財務状況が急激に悪化した企業の大半が、
何らかの証券、商品先物などの金融市場に手を出していた場合が多く、業界関係者の間でもバオバブが手を出していたのではないかと推測されている。

分裂

こうして追い詰められたバオバブは2010年10月、同業のアーリーウィングとの業務、資本提携に踏み切った。
……のはいいが、これを受けたアーリーウィング側から『所属タレントへの給与支払い額削減』という厳しい交換条件を付けられてしまう。

当然ながら所属声優はこれに反発。ベテラン・中堅声優を中心に、「会社の責任なのにこちらが負担するのは筋違い」との声が続出する。
しまいには2011年1月で契約が切れた福山を初めとし、同年4月には後藤邑子ら6名など、
その後11月まで毎月アクセルワンへの移籍が相次ぐこととなってしまったのである。

しかも上記ビッグネームの声優の異動に留まらず、
  • 養成学校に所属していた生徒
  • 事務所のマネージャー
  • 事務所スタッフや営業担当者
などなど、2011年12月までにスタッフ54人中31人がアクセルワンへ移る異例の事態に……。
もはや大惨事である。

この騒ぎの影響で、実は先のアーリーウィングとの業務提携は白紙となっている。
その後は大量の離脱者が出たことが(ある意味で)幸いして債務や経費がある程度圧縮され、
金元寿子侵略!イカ娘が当たったことも追い風となり、債務超過状態の脱出になんとか成功。
これにより当座の経営破綻は回避されたが、売上そのものは以前の五分の一以下にまで減少してしまった。現在も会社を続けていくだけで精一杯だったりする。
まあ、バオバブが相当の資産の売却、業務の縮小、資本金の取り崩し、積立金をあぼーんしてやっとのことで会社の資金繰りを繋いだのだが。

一方、設立と同時に大量の人材を抱え込む形になったアクセルワンの話。
こちらは設立後に東映と東映アニメーションに新株を発行し、
さらにNHKと民放各局もアクセルワンの株式を新規に発行してもらっており(財務省の株式大量保有報告書より)、基盤は磐石である。


東映・東映アニメーション・ケンユウオフィスの動き

これら一連の事態について、東映・ケンユウオフィスなどは以下のように語っている。
曰く、「分裂騒動の仕掛け人こそ福山と会長だが、それらを東映と東映アニメーションが支え、ケンユウオフィスが側面から支援した」らしい。

それ以外にも、アクセルワン代表・森川智之の前事務所であったアーツビジョン出身の三石琴乃も、
この件について小清水亜美(既にアクセルワンに移籍済)から内々に相談されていた……との逸話もあるとか。
なお、東映が支援したのは、小清水から以前より相談されていたためだという。

なお、2011年3月には東映の俳優養成機関「東映アカデミー」の閉鎖という出来事があった。
そこに最後まで所属していた声優の中には沖佳苗菊池こころ宮本佳那子がいる。
……のだが、彼女達の移籍先がバオバブでなかった事からも、東映が今回の騒動に関わっていたことが改めて窺える。
(沖がアクセルワンへ、菊池がケンユウオフィスへ移籍した。宮本は東映東京撮影所マネージメント部(通称『東映マネージメント』)に社内移籍した後、2016年5月にアクセルワンに移籍。また東映アカデミー在籍者では無いが深川芹亜も東映マネージメントからアクセルワンに移籍している)


余波

なお、全く無関係であった喜多村英梨は、アーリーウィング所属であった事(2012年8月以後はアーリーウィング系列のAbility Soul Pro所属だったが、現在は再びアーリーウィング所属)と、
バオバブのベテランであった川上とも子が騒動渦中の2011年6月に亡くなった事が重なって、2ちゃんねるにあらぬデマを立てられてしまう。
これは「アーリーウィングの役員である川上の元夫が喜多村と付き合っている」というものだった。
川上の元夫がアーリーウィングの役員を務めていたのは事実であるが、
役員側は「川上さんとの件は別として、うちのキタエリは、男性よりゲーム命、ヲタ命ですから、隙入る間はない」と断言している。
このようにアーリーウィングがそれを大きく否定したため、この噂は一応収まりつつある。


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