家を売りつける営業ではなく、20年後、30年後に喜ばれる家を提案するコンサルタント
ホーメストで働く社員は基本的にお客さんを探す営業はしない。会社として紹介のアライアンスをたくさん組み、家を建てたいお客さんの紹介を受けているそうだ。紹介を受けたお客さんに対して、ライフサイクルプロフィットを考えた家づくりを提案する。家を作るときに多少の経費がかかったとしても、20年、30年、50年住んだときに必ずお客さんにメリットが出ることであれば、それを勧めていく。
「営業にはとにかくお客さんに感動してもらえることだけを考えて仕事をするコンサルタントになって欲しい」と八島氏は語る。そのために、営業はほとんど建築関係の大学を卒業していない人を採用しているそうだ。その方が、建築の当たり前を当たり前と思わない。お客さんの目線で疑問を持ち、性能の良いものを提案することができる。そのような社員を育てることが質の良い注文住宅をつくることに繋がっているという。家は一生ものの大きな買い物である。きちんと相談できるコンサルタントと納得できる家づくりをしたいものだ。
取材・文/ RoMoKo