「Android 9 Pie」正式発表 Pixelシリーズらに配信開始
名称サプライズはなし
Googleは2018年8月6日(現地時間)、最新モバイル向けOSとなる「Android 9 Pie」の名称を正式発表しました。OSはすでに「Pixel/Pixel XL」「Pixel 2/2 XL」「PH-1(Essential Phone)」など、一部Androidスマートフォンへの配信が開始されています。
もともと今年5月に開催された「Google I/O」にて発表され、第3四半期(7月〜9月)のリリースが予定されていたAndroid 9 Pie。その変更点として、(まるでiPhone Xのような)ナビゲーションバーによるジャスチャー操作が導入されています。これにより、画面下部にソフトボタンが散らばらずスッキリするはず。
また画面上部の「ノッチ」への正式対応、アプリの使用時間を可視化する「ダッシュボード」などの機能を搭載。さらにバッテリー駆動時間の改善や自動輝度調整機能にAI(人工知能)の機械学習が組み込まれているなど、先進的な設計が盛り込まれています。
なおAndroidファンから注目されていた「Android P」の「P」が何を意味するのかですが、結局はパイという当たり障りのない名称に。一部で囁かれていた「ピスタチオ(Pistachio)」という名称は外れだったわけですが、Android OSのバージョン名はすべてスイーツの名前が採用されてきたことを考えれば、パイの方が順当でしょう。
一方、Android 9 Pieを最初から搭載しているであろう次期リファレンス端末こと「Pixel 3/3 XL」は10月のリリースが期待されています。こちらもAndroid 9 Pieに組み込まれたAI機能をどれだけ活かした端末に仕上がるのか、注目です。