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 ディー・エヌ・エー(DeNA)は2018年8月6日、最先端技術に特化した研究・開発(R&D)の組織を新たに設置したと発表した。新組織の名称は特にないが、現状のシステム本部技術開発室を中心に、テーマに応じて技術開発室の社員や他部署の社員が参加する予定だ。

 DeNAでは、これまでも技術開発室の中で新技術の研究について進めてきた。新組織については「最先端技術の研究開発と事業化への発案に集中できる集団」(DeNA)とすることを目指す。独立した組織を作ることで、競争が激しい新技術を得意とする人材の確保についてもプラスにしたい考えだ。将来的には他社と提携しパートナーとして協力しながら研究を進めていくことも想定している。

 取り組む研究テーマは全社員からの提案を受けて決めていくが、現時点ではブロックチェーンや音声UIなどが候補として挙がっている。研究の成果は、半年ごとに開催する社内向けの技術発表会や、DeNA主催の技術カンファレンス「TechCon」などでも発表する予定である。