この本の概要

すでにOSS(オープンソースソフトウェア)はあらゆる機器で使われています。今後,IoT(Internet of Things)機器が普及すれば,数百万台から数百億台というオーダーでOSSが各デバイスで使われるようになります。そこで,本書では,10数年にわたりOSSライセンスを業務面で関わりのある著者が,OSSライセンスの正しい理解,そして我々が何をすべきか,何をすべきでないかについて解説します。企業規模が小さく法務面や知財面で恵まれない現場の方に,OSSを適切に利用するためのヒントが満載です。

こんな方におすすめ

  • OSSライセンスを体系立てて理解したいエンジニア
  • 自社製品のOSSライセンスの扱いなどを調べているマネージャ,法務担当者

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著者プロフィール

上田理(うえださとる)

早稲田大学理工学部前期博士課程修了。以後国内電気機器メーカーにてコンピュータ関連機器の商品企画やマーケティングなどに携わる。2003年初頭より家電機器向けのソフトウェア基盤にOSSを活用する業界横断プロジェクトの立ち上げに携わり現在に至る。所属企業ではOSS戦略立案,エンジニア向け教育なども行っている。LinuxCon,Embedded Linux Conference,Open Compliance Summitなど国際カンファレンスでの発表多数。2017年北東アジアOSS貢献者賞受賞。


岩井久美子(いわいくみこ)

監修。
弁護士。曾我法律事務所所属。知的財産権を専門とし,海外進出する日本企業への支援を中心に,北京,上海,マニラ,バンコクなどで渉外法務に携わる。2011年から2014年まで特許庁の外郭団体である独立行政法人工業所有権情報研修館へ出向。国家試験知的財産管理技能検定委員。慶應義塾大学法学部法律学科修了,同大学院法務研究科修了。