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ふくい地域ニュースコウノトリ学習交流 越前市と小浜・国富小の子ども活動を報告し合う
国の特別天然記念物「コウノトリ」をキーワードに、環境教育に取り組む越前市の「坂口エコメイト」の子どもたちと小浜市国富小学校の児童たちが四日、越前市湯谷町の市エコビレッジ交流センターなどで、共同の学習会を開いた。 同市坂口と小浜市国富の両地区は、昔からコウノトリが飛来するなどの共通点があり、二〇一五年から毎年夏に交流している。この日はエコメイトが小学一年~中学一年の二十四人、国富小は五、六年の二十三人が参加した。 交流センターでは互いの活動を報告し合い、国富小は五年生と六年生に分けて発表。五年生は水田の生き物調査の結果などを報告し、生物が移動しやすいように水田と水田をつなぐ魚道を設置した場所には、生物が増えたことなどを報告。国富地区はかつてたくさんのコウノトリが生息していたことも取り上げ、人間にも望ましく、コウノトリも餌が取りやすい生物多様性に富んだ地域にすることで「コウノトリが帰ってくる」などと強調した。 六年生も有機栽培をしている水田に生物がたくさんいるとの調査結果を示すとともに、考案した応援キャラクターを紹介。エコメイトのメンバーも生物調査をしたり、環境に配慮した無農薬のモチ米作りに取り組んだりしていることを報告した。 参加者たちはこのほか、小浜市産の野菜と坂口地区のコメを使ったカレーライスを味わい、外来生物のアメリカザリガニの駆除にも取り組んだ。 関係者によると、国富小は来年度から小学校再編で他の三校と統合し、美郷(みさと)小学校になる予定。活動の継続については検討中という。 (山内道朗) 今、あなたにオススメ Recommended by |