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【大相撲】

長野凱旋で御嶽海フィーバー

2018年8月6日 紙面から

夏巡業で大勢の来場者にサインを求められる御嶽海(中央左)=長野市のホワイトリングで(野村和宏撮影)

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 大相撲の夏巡業が5日、長野市のホワイトリングで行われ、長野県上松町出身の関脇御嶽海(25)=出羽海=が地元凱旋(がいせん)を果たした。名古屋場所での初優勝を手土産に、会場を埋めた6000人の大歓迎に応えて「(優勝が)良いサプライズになった。少しでも恩返しできるように」と、笑顔で飛躍を誓った。

 誰もが認める主役ぶりだった。開場わずか15分で、グッズ販売コーナーに山積みされた御嶽海のしこ名入りのタオル500枚が完売。会場入りしてすぐに握手会でもみくちゃにされ、朝稽古では大フィーバーに乗せられるように関取衆の申し合いにも参加した。

 「体重が増えたので、落としつつ」と調整段階ながらも、小結松鳳山らと5勝3敗。鋭い出足で一気に勝負を決める相撲に「(取り口を)変える必要はない」と大関とりの秋場所を見据えた。

 4月の春巡業で長野県入りした際には、長野出身として208年前に最後に優勝した大関雷電の墓所をお参り。験を担いだが「大変だから」と今回は予定していない。歴史を塗り替えたからこそ、自信を胸に郷土が誇る伝説に番付で並んでみせる。 (志村拓)

 

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