京田もってコイ！！　きょうからＣ３連戦

　いざ、真夏の逆襲だ！　中日は６日、敵地・マツダスタジアムでの広島３連戦（７～９日）に備えてナゴヤ球場で指名練習した。１３打席連続無安打と状態が気がかりな京田陽太内野手（２４）も参加。広島とマツダスタジアムに相性抜群のリードオフマンが不振の殻を破り、再びチームの追い上げムードを生み出す。

　灼熱（しゃくねつ）の日差しを浴びながら、懸命にバットを振った。名古屋で最高気温３９・４度を記録した酷暑で、京田が大粒の汗を光らせていた。殻を破るヒントをつかもうと。

　「頭の中の整理ができていない。調子は悪くないし、打球もそんなに悪くない。打席の中で考えすぎて…」

　またしても波に乗れずにいた。長いトンネルに入っていた時と同じようだった。６月中旬から７月上旬にかけて３１打席連続無安打の間は「練習は悪くないのに、打席に入るとやろうとしていることができなくなる。ドツボにはまっている」と頭を抱えていた。３日の巨人戦（ナゴヤドーム）の第１打席で中前打を放って以降、１３打席連続で「Ｈ」ランプをともせない。１０打席以上快音から遠ざかるのは今季１０度目。トンネルを出たり入ったりとさまよう時間が多い。