4年前、群馬大学付属病院で腹腔鏡を使った手術で患者が相次いで死亡していることが発覚、社会に衝撃を与えた。以前にも多くの患者が同じ医師の手術後に死亡し、その中に妹がいたことを知った兄がいる。当時、病死だと思い込み、医療事故と気づけなかった後悔にさいなまれてきた兄は、遺品を整理する中で妹が手術前に書き残した日記を見つける。そこには、妹が退院したら叶えたい夢が記されていた―。事件の陰にあった兄妹の物語。
【語り】木村多江
Human Crossroads「大阪釜ヶ崎 女性医師変死事件」
9年前、大阪西成区で女性医師が変死体で発見された。亡くなったのは矢島祥子さん、当時34歳。路上生活者や生活困窮者を献身的に支え、街の人から“さっちゃん”と呼ばれ親しまれていた。それから9年、群馬で暮らす両親は、毎月必ず大阪を訪れ、娘の死の真相を追い続けてきた。一方でそれは、祥子さんのことを今も愛し続ける街の人々と出会う日々でもあった。語り 奥貫薫
【語り】奥貫薫
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