夏の真っ赤なトマトで作るスピード夏麺
暑いときこそ、熱々のものを食べましょう。真っ赤な完熟トマトを使って、さっぱりと食べられる夏うどんを作ります。うどんにトマト?と思われるかもしれませんが、ごま油と、ちょっぴり効かせたにんにくの香りがうまく全体をつないで、安定感のあるおいしさです。
切ったトマトをごま油でサッと焼き付け、めんつゆを注いであたためるだけの超簡単なレシピ。うどんも冷凍麺をレンジで戻せば、極力火を使わないで作れます。調理時間は10分もかかりません。
熱いうどんを食べて汗をかいたら、体もすっきりリフレッシュ。冷たいものを食べたあとより、体がスムーズに動きそうですね。
トマトうどん
材料(2人分) 所要時間約10分
トマト 中2個
にんにく 1かけ
めんつゆ(3倍濃縮) 50mL
ごま油 大さじ1
水 450mL
冷凍うどん 2玉
作り方
1.トマトを切る
トマトはへたをとり、6個のくし切りにする。にんにくは皮をむいてすりおろす。★1
2.トマトを焼き、うどんをあたためる
鍋を中火にかけてごま油とにんにくのすりおろしを熱し、香りがたったらトマトを入れてあまり動かさないようにして両面1分ずつ、焼きつける。★2
3.めんつゆを加えて仕上げる
めんつゆ、水を鍋に加えてあたため、煮立ったら味見して、めんつゆで味をととのえる。
冷凍うどんをレンジで表示時間通り解凍し、丼に盛り付ける。★3
うどんにつゆをトマトごとかける。トマトを箸でくずしながら食べる。
レシピのポイント解説
・トマトについて
・火の入れ方
・うどんについて
★1 トマトについて
トマトはできれば、完熟トマトで作りましょう。ムラなく赤くて形は丸く、お尻のところの放射状の線がはっきりと見え、均等になっているものがおすすめです。
放射状にくっきり筋がついているとよい
トマトはくし切りにします。
半分に切って、三角に切りとるとへたは簡単にとれる
6つに切る。大きなトマトの場合は8つでも
★2 火の入れ方
鍋を中火にかけ、ごま油大さじ1とすりおろしたにんにくを入れます。にんにくはチューブのものでもOKです。
油とにんにくを入れ、火にかける
プクプクいいはじめていい香りがしてきたら、トマトを加えます。切り口が鍋底につくようにして、焼きます。
あまり動かさないようにして焼いていく
1分たったらひっくりかえして裏面も1分間焼く
両面焼いたら、麺つゆ50mLと水450mLを入れて、煮立てます。これで麺つゆはできあがり。
めんつゆを加えて煮立てる
トマトの皮がめくれた頃がめやす。アクが気になったらすくう
★3 麺について
うどんは、生麺、乾麺、ゆで麺などいろいろありますが、暑い夏は大量のお湯をわかすのも大変。冷凍うどんがおすすめです。レンジで解凍も、ゆでることもできますし、このレシピの場合は、凍ったまま直に鍋にいれて煮込んでしまっても、そんなに時間はかかりません。
つゆを温めている間にレンジで同時にあたためる
トマトの酸味とにんにくで食欲増進
トマトの酸味は、酢のようにツンとする酸ではなく、おだやかな酸味で、甘辛いうどんつゆにもなじみます。さらに、にんにくの香りが食欲を増進。具がトマトだけのさっぱりうどんは、夏バテで食べられないようなときでも、負担なく気軽に食べられます。
食べるときは、トマトをスープに崩しながら食べると、つゆがトマト味に少しずつ変化していって、食べ飽きません。辛いものがお好きな方は、唐辛子粉をたっぷり振ると、酸っぱ辛い味になって、おいしいですよ。
【アレンジ】肉入り、卵入りでがつんとボリュームアップ
ベースがトマトとにんにくだけの超シンプルレシピは、幅広い食材と合うので無限にアレンジできます。肉や卵はもちろん、ねぎやみょうがなど、薬味系の野菜をたっぷり加えるのもおすすめです。
牛トマうどん
ちょっと贅沢に、牛肉の薄切りを。めんつゆと水を入れて沸騰したところで、火を弱め、肉を一枚ずつ広げて入れて、短い時間で煮ると、やわらかく仕上がります。もちろん豚や鶏でも結構です。その場合は牛肉よりも加熱時間を少し長めにとりましょう。ねぎも入れています。
たまトマうどん
たまごでとじると、マイルドに。肉を使うより手軽です。基本のレシピでつゆが出来上がったら、溶きたまご2個を少しずつずらして加えます。