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気付いたらオークになっていたので日記をつけることにした 作者:藤屋順一

第一章 集落と周辺の環境を良くすることにした

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豚日記41

豚歴1年3月11日 晴れ


昨夜はマリアと夜を過ごした。日中の出来事は大体察していたらしい。

いつものように俺の腹の上に寝そべり、理解できない言葉で話しかけてきて、そのうち寝てしまった。

早朝、日が昇る前にデンマを連れて糞ド田舎貧乏村へ行った。事の顛末を見届けるためだ。

閑散とした広場へ行くと案の定ゴミクズ共と娘たちは石打ち刑にあって転がってた。まぁ自業自得って奴だ。

ゴミクズ共は息絶えていたが、娘たちは重傷ではあったが生きていたんでデンマに回復させてやった。

きっと俺が使った守備力を上げる魔法のおかげだろう。感謝しろよ。

全裸のまま乾いたこくまろミルクでガビガビになってた哀れな娘たちは無人になった教会に運んでおいた。

その後富豪の家に行ったら穀倉は荒らされて屋敷内も略奪で酷い有様だ。豚畜生の襲撃(ヒャッハー)の方がまだ行儀がいいぜ。

厨房の奥を良く利く鼻で探り、食材庫の奥で昨日見逃したメイド二人が抱き合って寝ているのを発見した。

屋敷が略奪に会った際ずっとここに隠れていたんだろう。今回ここに来たもう一つの目的がこいつらだ。

身体を調べてみるとやっぱりというかなんというか、虐待の跡が残っている。おおかた娘にいびられていたんだろう。デンマに回復させた後眠らせる魔法をかけてズダ袋(マルチストレージ)に詰め込んだ。

引き上げる際中に村長の屋敷を見てみると同じように略奪に遭っていた。

この村の連中は本当にどうしようも無ぇな。それもまぁ、今日で終わりだが。

集落に帰って穴倉へ戻ると丁度良くマリアは居なくなっていた。メイド二人攫ったのを見つかってたらえらい目に合うところだったぜ。

メイドたちを穴倉に隠して朝飯を食いに行くとマリアが正装して皆に挨拶していた。

とうとうこの日が来た。

挨拶を済ませた後山の麓まで送ってやると、マリアは何も言わず俺に抱き着いて、振り向きもせずに糞ド田舎貧乏村へ向かった。

俺の聖女、マリア・スノウ。

これから大変な苦労と辛い思いをするだろうが、お前なら大丈夫だ。

別れの言葉は言わない。人間に戻ったらまた攫いに行ってやるからな。

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