那智勝浦町ホテル火事で現場検証

5日夜、和歌山県那智勝浦町のホテルで火事があり、300人を超える宿泊客が外に避難する騒ぎとなりました。
警察と消防は6日朝から現場検証を行い、火事の原因を調べています。

5日午後7時前、和歌山県那智勝浦町湯川にあるホテル「越之湯」で火事がありました。
火はおよそ13時間後の6日午前8時半に消し止められましたが、ホテルの4つの建物のうち木造の2棟がほぼ全焼しました。
警察などによりますと、火が出た当時、ホテルには、宿泊客と従業員のあわせておよそ350人がいましたが、全員、ホテルの外に避難し、このうち20代の女性1人が気分が悪くなり、病院に運ばれたということです。
三重県から訪れた宿泊客の30代の男性は「夕食で焼き肉を食べていたら大量の煙が充満してきて、すぐに非常ベルが鳴ったのであわてて外に逃げました。子どもの服などを部屋に残したままなので、早く取りに行きたいです」と話していました。
警察と消防は6日午前10時から現場検証をして火事の原因を調べています。