山口・広島原爆忌初めて室内で開催

2018年8月6日 11:59広島への原爆投下から73年を迎えたきょう、原爆で亡くなった人たちの霊を慰める式典が山口でありました。「広島原爆忌」は、「県原爆被爆者支援センターゆだ苑」が毎年開いています。44回目の今年は、厳しい暑さが見込まれることから初めて室内で開かれました。式では、参列者が献花台に花を手向けたあと原爆が投下された午前8時15分にあわせて黙とうがささげられました。=山口県原爆被爆者支援センターゆだ苑・岩本晋理事長「8月6日が来る度に誓うんですけど、人類が経験した、広島・長崎の経験をこれ以上に広げてはならないと、これの一点」=式典のあと、場所を変え原爆死没者之碑の前でも祈りが捧げられました。=参列者「根気よく言っていかないと、伝わらない。今まで70年間(核兵器)反対反対って言っても伝わらなかった訳ですから。今からどういうふうにして(若い世代にも伝えて)いくかを私らは考えんといけんのですけどね」=県内で、被爆者手帳を持っている人は2602人で去年より207人減りました。平均年齢は83歳を超え、高齢化が進んでいます。