NEW 那智勝浦町ホテル火災、鎮圧(三報)(写真付)

2018年08月06日 02時47分 ニュース, 事件・事故・裁判

昨夜(5日)、那智勝浦町のホテルから火が出て客や従業員ら300人以上が避難する騒ぎとなりましたが、逃げ遅れた人はいませんでした。火は、通報からおよそ6時間後のきょう(6日)午前1時すぎに鎮圧されました。

消火活動の様子(6日午前0時すぎ撮影)

火事があったのは、「南紀勝浦温泉 湯快リゾートプレミアム 越之湯(こしのゆ)」で、きのう午後7時前、男性従業員から「2階の女子トイレから煙が出ている」と119番通報がありました。

那智勝浦町消防本部によりますと、当時ホテルには324人が宿泊していて、従業員とあわせておよそ350人が避難し、逃げ遅れた人はいませんでしたが、20代の女性客1人が体調不良を訴え病院に搬送されました。ホテル側が、周辺の3つの宿泊施設へ宿泊客の振り分けを手配しました。

火はホテルの建物や近くの山の一部に燃え移り、周辺の新宮市や串本町、白浜町、田辺市から消防車が応援に駆け付け、およそ6時間後のきょう午前1時すぎにほぼ消し止められました。

近くに住む渡船業の68歳の男性は「夜、食事をしていたら火災に気づいた。自宅が近いので燃え移らないか不安。火災を受けてあすの渡船はすべて断った」と話していました。

このホテルは、JR紀勢線・紀伊勝浦駅の南およそ600メートルにあり、今月(8月)1日にリニューアルオープンしたばかりでした。

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