日清 日本めし 鶏つくね豚汁めし@日清食品

日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年8月6日(月)新発売のカップめし、日清食品日清 日本めし 鶏つくね豚汁めし」の実食レビューです。

当ブログはカップ “めん” の特化型ブログですが、お湯をカップに注ぐだけで食べられる、という観点から親戚みたいなもんだろうと(?)カップ “めし” の紹介もしています。日清食品の新商品なので、興味がある方も多いのではないでしょうか。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

話題の一汁一菜

「一汁一菜うまいンゴ!」というキャッチフレーズが公式のニュースリリースに起用されているのですが、最近の日清食品は若者目線の新商品やネタに走ったPRが多いので、おそらく若い活発な世代の方々が開発陣の中心的存在として活躍されているのでしょう。とか言いながら平均年齢50歳だとビックリですけどw それはさておき‥

一汁一菜」とは、主食(白米や玄米)にもの品、(おかず)品という組み合わせの質素な食事のことを指し、食の欧米化や飽食(食べ過ぎ)などによる生活習慣病が問題視されている昨今、シンプルに和食が楽しめる、健康で長寿になれる食事のスタイルとして、あらためて注目されています。

そこへ日清食品が着目し、お湯をカップに注ぐだけで主食・汁・菜が同時に食べられる創作雑炊メニュー・ファストフード和食がコンセプトの新しい一汁一菜として誕生したのが「日本めし」シリーズです。現在の現行品は、第1弾「スキヤキ牛めし」と第2弾「焼き鳥ちゃんこめし」の2品。どちらも普通に店頭で見かけますし、2018年8月5日現在も公式ホームページの製品情報に残っているので、もしかしたら「鶏つくね豚汁めし」も定番品として残るかもしれません。

今回の場合、主食がメシ、汁が豚汁、菜が鶏つくねです。一見すると「豚汁」に「鶏つくね」という変な組み合わせですが、他人丼しかり、鶏ガラしょうゆスープに焼豚がライドオンしているラーメンしかり、実際に食べてみたら特に違和感ないかも‥はい、さっさと食べろですねスイマセンw いただきます。


一汁一菜うまいンゴ!

(日清食品ホームページ「製品」より引用)



めし

湯戻りの良いごはん。

(日清食品「プレスリリース」より引用)

待ち時間がシビアかも‥

きちんと5分待っても芯が残っており、完全には戻っていません。さらにボケーッと3分待ちましたが(計8分)、まだ芯が残っています。さらにさらにボケーーッと2分待ちましたが(計10分)‥‥コイツしぶといですねw 別に食べられないほど硬いわけではありませんが、リゾットの芯とはワケが違います。

乾燥の工程を要するので、どうしても内部に気泡が生じるのか、ふかふかとした食感が残ります。まだシリーズがレンジ加熱調理の時は気にならなかったんですけど、やっぱり熱湯調理だと限界が‥などと記事を書きながらタイマーを見たら14分(いつもカウントダウンではなくカウントアップで計測しています)、徐々に内部の気泡が馴染んで消えてきました。

で、お湯を注いでから15分経過‥やっとこさ「雑炊」っぽくなってきます。それでも硬めの食感なので、イメージとしては雑炊に冷やご飯を使ってサッと加熱した感じでしょうか。

スープ

2種類の味噌をブレンドし、豚肉、白菜、玉ねぎの旨みをきかせたコク深い味わいのスープ。ほんのりとカツオの風味が香ります。

(日清食品「プレスリリース」より引用)

ねこまんまw

ご飯に味噌汁をかけた食べ物を関西では「ねこまんま」と呼ぶんですけど、そのイメージでした。やや赤味噌寄りの深い合わせ味噌がベースになるのですが、塩気のカドは控えめで、砂糖の自然な甘さがヤスリとなって適度に味噌のカドを削り、コク重視の味わいを演出してくれます。

この時点では特に豚汁らしさは見られず、軽く鰹節で出汁を取った合わせ味噌系のオーソドックスな味噌汁を彷彿とさせる、いたって日本人であれば馴染みのあるテイストで、外国の方に「味噌汁ってこんな味だよ!」と伝えても恥ずかしくない安定感と言えるでしょう。ただ、この段階では「豚汁」的に頂けません。しかし、そこへ添付の香油(かおりあぶら)を投入すると、まるで表情が一変します。

別添

豚の旨みをきかせ、白菜、ゴボウ、フレッシュなネギの香りが広がる香油。

(日清食品「プレスリリース」より引用)

変な癖はなく、それでいて通常の味噌汁には現れることのない豚の旨味が添加され、白菜の優しい旨味が手を広げます。特に効果的だと感じたのはゴボウによる根菜の風味と葱油系の芳ばしさで、一般的な豚汁から葱油系の芳ばしさは基本的に得られませんが、オリジナリティの演出と食欲増進効果に貢献し、ゴボウの風味がパッと開くことで豚汁らしさが一気にブーストしました。

私taka :aの味覚を司る神経は、幼い頃からゴボウが入ってない豚汁は豚汁と認識しないように構成されているので、ゴボウの存在感はポイントが高かったです。もし今回の香油が別添されていなかったら、「ただの “ねこまんま” やがなw」などと愚痴っていたかもしれません。

かやく

食べ応えのある鶏つくね、ニンジン、ゴボウ、ネギ。

(日清食品「プレスリリース」より引用)

メインの鶏つくねは4個

どうしてもライスの単価が高いのか、やっぱり具材は寂しいですね。希望小売価格は220円(税別)なので、もしカップ “めん” だったら容赦せずボロカスに評価するのですが、カップ “めし” としては及第点かもしれません。

鶏つくねは取り立てて目新しい具材ではありませんが、そこそこのサイズで存在感はあります。個数は4つで、これが多いのか少ないのか現状では個体差の判断ができませんが、およそシリーズの歴史を思うと3〜5個くらいが平均的な個数でしょうか。

ニンジンはコリコリとした歯応えから存在感は明白で、ちょいちょい口の中に入ってきて自己アピール。意識的に味わってみると、ニンジンの風味も掴めます。ゴボウは少量で、具材からの香りも控えめしたが、歯触りからはゴボウの繊維質が感じられ、香油の香りと高い相乗効果が得られました。「一汁一 “菜” 」というのであれば、もうちょっと具材のボリュームが欲しいところではあるものの、日清食品のカップライスとしては酷評するほど貧弱な内容ではないように思います。‥‥シャレじゃないですよ。←

スポンサーリンク
スポンサーリンク

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

値段のわりに具材が貧弱なのとライスの仕様は、やはり “お湯を注ぐだけで” ごはんが食べられる利便性を思うと折れるべきビハインドなのかもしれません。ライスのクオリティも圧倒的に電子レンジ加熱調理のほうが数段上でしたが、お湯を注ぐだけで食べられるのは大きなメリットですし、なんだったら “お湯が沸かせなくても” 食べられます。

【災害に備える】非常食のカップご飯を水で調理して食べてみた
非常時・災害などでお湯が調達できない環境を想定し、水だけで「カップヌードル ぶっかけ飯」が調理できるのか検証してみました。果たしてカップメシはアルファ化米の代用品となるのでしょうか?非常用・備蓄食として参考にしていただけると幸いです。

で、貴重な昼休みの休憩時間などに召し上がられる場合には非現実的なアドバイスになりますが、ナチュラルに楽しみたいのであれば熱湯15分が食べ頃です。「は!?」ですよねスイマセンw でも、やはり熱湯を注いでから5分で食べ始めるとライスの違和感は拭えないと思うので、気長に放置できるタイミングで召し上がってみてください。熱湯を注いで放置するだけなので、家事やパソコン作業、スマホなんか触ってたらアッという間です。

あくまでもメイン具材が鶏つくねだったことと、スープも “味噌汁ど真ん中” だったので、そこに豚汁らしさは見出せませんでしたが、別添の香油に含まれる根菜の風味が決め手となって豚汁らしさが明白になり、なるほど納得できました。

ライスの食べ頃、希望小売価格に対する具材の頼りなさなど、やや引っかかる点は無きにしも非ずでしたが、ただ単純に美味しいかどうかと言われたら美味しかったので、お湯を注ぐだけで “ごはんが食べられる” という利便性を高く評価して★ひとつプラスです。

余談ですが‥香油(こうゆ)は香料を加えた化粧用の油を意味するので、わざわざ「かおりあぶら」と振り仮名を打っているのかもしれません。はい、余談でした。「スキヤキ」「焼き鳥ちゃんこ」「鶏つくね豚汁」と来たので、次回は秋冬向けの創作雑炊メニューに期待しましょう。




【製品情報】

Comment

:)