放送日 | 2018年7月19日(木) 21:00~21:54 |
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放送局 | フジテレビ |
坂上忍は花を携えて故 石原裕次郎氏の邸宅を訪問し、同氏の妻で元女優のまき子夫人と初対面した。坂上は仏壇に手を合わせた後、リビングでは裕次郎氏が利用していたハイバックチェアに腰を落ち着けた。座るのは勝新太郎に続いて、2人目だという。上階のコンテッサルームには年季の入ったソファが今も置かれていた。
このあと、まき子夫人が語る石原裕次郎の生涯。
まき子夫人は石原裕次郎氏と初めて会った時、芥川賞作家である石原慎太郎氏の弟という印象だったといい、「歌うロマンスタジオ」では一番良かったのは後ろ姿だけだったと述懐。2人は映画「狂った果実」で共演し、交際をスタート。石原裕次郎氏と最多共演を果たした浅丘ルリ子は「ハンサムなお顔でもないが、そこにいるだけで人が温かくなるような感じ。あんな人いない」と語った。当時の芸能界ではトップスター同士の恋愛はご法度だが、裕次郎氏とまき子氏はアメリカへ婚前旅行。パイロットの厚情で出入国審査を通らずに裏から入れてくれたが、結局、出入国審査を入り直したという。また、夫人の所属会社は当初、結婚を許さなかったが、婚前旅行という実力行使に折れ、社長は結婚を許可した。帰国後の会見は日本初の謝罪会見とも言われている。
明確なプロポーズもないまま、石原裕次郎氏とまきこ氏は1960年に結婚。結婚式当日を撮影した映像が石原プロに残っていて、テレビ初公開。なお、裕次郎氏は当日に朝帰りし、式の途中ではうたた寝をしていたという。実際、後日には「裕次郎はただ居眠りをしていた」と報じられる。
結婚を機にまき子夫人は女優業を引退し、夫を支えることを決断。なお、裕次郎氏は結婚に際して、「酒は飲む」、「友人は家に招待する」、「ネオン街から足を洗わない」と要望し、夫人は受け入れたがなれるのに8年を要したという。神田正輝はクリスマスイブに石原宅を訪れ、シャンパンを初めて飲んだと振り返った。
坂上忍はまき子夫人に子供はいるのかと尋ねると、夫人は「いない」と明かし、石原裕次郎氏が仕事を優先にしていたと打ち明けた。
1963年に石原プロモーションが設立し、5年後には黒部ダムの工事に心血を注いだ男たちを描いた「黒部の太陽」が公開された。2年後には巨額の費用を投じ、ハリウッド俳優を主役に抜擢するなどした「ある兵士の賭け」は大失敗に終わり、3,1500円が大卒初任給だったところ、6億円の夫妻を抱えることとなった。預金額が5万円だったこともあった他、裕次郎氏は悔し涙を流したことも。まき子夫人は家を売却して返済の足しにしようと思ったが、売らなくてすんだと明かした。
石原裕次郎氏に自らの預金通帳を差し出そうとしたのが新人だった渡哲也で、後に倒産寸前だった石原プロモーションへ入社。その後、裕次郎氏はテレビに進出し、「太陽にほえろ!」は最高視聴率40%を記録。79年~84年にかけては「西部警察」が放送された。まき子夫人は「友情という字は石原裕次郎、渡哲也に当てはまるほど、すごい絆だった」と振り返る。舘ひろしは「裕次郎氏、渡は運命共同体と思う」と語る。
石原プロのプライベートハワイ旅行映像が初公開。
石原プロのプライベートハワイ旅行映像が初公開。神田正輝は「皆好き勝手、上も下もない」と振り返った。
石原裕次郎氏は1978年に舌がんと診断され、3ヶ月に及ぶ闘病生活の末、カムバックを果たした。だが、3年後には解離性大動脈瘤により緊急入院し、渡哲也は裕次郎氏が亡くなったら、殉死したい気持ちだったと後に語っている。その後、裕次郎氏は成功率3%の手術を乗り切り、翌月にはファンの前に元気な姿を見せた。退院前、フジテレビに撮影を許された映像には手術痕が映っていて、手術の凄まじさを物語っていた。退院後、裕次郎氏は石原プロを訪れると、社員の前で初めて涙を見せていた。
「西部警察 PART-III」の最終回より、渡哲也演じる大門刑事の遺体に向き合う捜査課長のシーンが流れた。石原裕次郎氏は台本なしでこのシーンを演じたという。
大病から生還を果たした石原裕次郎氏は不摂生な生活スタイルから脱却し、酒やタバコを絶ち、塩分制限の食事を続けていると話していた。だが、神田正輝は「隠れて喫煙していて、バレそうになったときには自分に渡してきた」と暴露。また、舘ひろしは「まきこ夫人の手作りサラダを渡哲也さんに渡し、渡さんは自分に渡してきた」と明かす。なお、まき子夫人にはお見通しだったという。
明日放送される「モノシリーのとっておき」、「お金のモメごと解決します。」、「ダウンタウンなう」の番組宣伝。
張り込みマネースコープの番組宣伝。
エンディングにて、8月22日に松屋銀座を皮切りにスタートする「全国縦断 石原裕次郎の軌跡」展の告知。
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