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気付いたらオークになっていたので日記をつけることにした 作者:藤屋順一

第一章 集落と周辺の環境を良くすることにした

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豚日記30

豚歴1年2月23日 曇り


朝飯に昨日の糞トカゲの肉の余りを使ったスープが出てきてテンションだだ下がりだった。

女共が食えなかった分を豚畜生共の飯にして消化してしまおうという算段に違いねぇな。実際誰一人スープに手を付けず果物しか食ってねぇし。

まぁ、オークなんで大丈夫だろうと試しに食って見たらバーベキューにしても固くて噛み切れなかった肉が煮込んだことでさらに固くなって、独特な臭みもスープに染み出してさらにヤバ気な臭気を発していた。

味は無いがエグ味だけ主張してくる獣臭がキツいゴムの塊を噛んでるみたいで、何であろうと喜んで食う豚畜生共も真顔でクチャクチャと糞トカゲガムを咀嚼していた。

いつまで経っても噛み切れんし丸飲みにするのも嫌なんで吐き出すしかなかった。

腹が立ったんでマリアの足元に糞トカゲガムをペッと吐き出してやったら、いつもだったら怒ってきそうなマリアも申し訳なさそうな顔をしててその横でノラがてへぺろしてた。

やっぱりわかっててやってんじゃねぇか。畜生。その後アホみたいに余ってた糞トカゲの肉は肥溜めに捨ててやった。

飯の後ナカジマを連れて残りの作業を終わらせに掛かり、昼過ぎには上側の梁四辺と屋根の棟木と垂木の組み付けが完了した。

女共を集めて骨組が出来上がった小屋を見せびらかしてやるとみんな感激して「抱いて」だの「性奴隷にして」だの言ってきた。これにはクールな俺も思わずドヤ顔せずにはいられない。

言葉がわからんから全部俺の想像だけどな。

今夜はこの小屋で女共を侍らせて乱交パーティーだ。この二か月奴隷ハーレムを目指して活動してきた俺の努力がようやく報われる。この時はそう思っていたんだがな……

午後は女共が葉っぱを編んで作った屋根と壁を小屋の骨組みに縛り付ける作業を手伝った。

屋根は俺がマリアを肩車して、壁の方はノラとバニラが協力して順調に作業が進み、日が暮れる前には屋根と壁がしっかり取り付けられて小屋が完成して女共も大喜びだった。

敷物や服や道具やらを引っ越していると、朝から姿が見えなかったティエラが食料と酒を大量に買って帰ってきて、俺を差し置いて早速完成した小屋の中でパーティーを始めた。

俺の分はねぇのかよと文句を言いに行ったら小屋の周りに破邪の結界が貼られていて近づけなかった。畜生。

なんつう糞ゲーだよ。普通ここでご褒美イベントが発生して乱交パーティーに突入するだろ。常識的に考えて。

俺はこのひどい仕打ちに涙しながら久々に空っぽの穴倉で一人寝ることになった。

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