スマートウォッチが「子育ての神器」といえる、使ってわかった6つの理由
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私がスマートウォッチを買ったのは、子育てが楽になると思ったからではなくて、スマートウォッチの外見が可愛いかったから。
スマートウォッチはいろいろ遊べて楽しいですよ。フェースを変えたり、天気をチェックしたりできますし、日付を見るためにもうソファから立ち上がらなくていいんです。
でも、何より驚いたのは、この小さなデバイスのおかげで子どもと一緒にいる瞬間に集中できて、ストレスも軽減されたことです。
今日はスマートウォッチの上手な使い方をご紹介します(注:私はApple Watchを持っていますが、こうした機能はほとんどのスマートウォッチについています)。
1.携帯電話と精神的にも物理的にも距離をおける
私の上の娘は、6歳のとき学校で喘息の発作を起こして救急搬送されました。
そのとき、私は別の部屋に携帯電話を置いていたせいで、学校からの電話に出られませんでした。娘は助かりましたが、それ以来、また大事な電話を取れないのではないかという不安がつきまとい、携帯電話が手放せなくなりました。
でも、携帯電話が近くにあるほど、タップしたりスクロールしてしまい、タップやスクロールの頻度が増えると、集中もリラックスもできなくなりました。
子どもがそばにいてもいなくても関係なく、そんな状態になってしまったのです。スマートウォッチを手に入れた今では、重要なことを逃すのではという不安はなく、携帯電話を別の部屋に置いておけるようになりました。
精神的に携帯電話と距離を置くにはそれしか方法はありません。リモートで「Do Not Disturb(邪魔しないで)」の設定ができるようになってますます気が散らなくなりました。
私のお気に入りリスト(両親、義理の両親、妹、娘たちの学校やサマーキャンプ)に載っている番号からの電話だけが私の手首で鳴るように設定しています。
他の電話、テキストメッセージ、通知はスルーされます。
2.タイマーとして使える
タイマーも簡単に設定できます。私はタイマーを設定して、ナゲットをオーブンから出したり、洗濯物を洗濯機から乾燥機に移すタイミングをリマインドさせています。
娘たちがおもちゃやブランコの順番を争っているときもタイマーをセットします。
3.エクササイズする気になる
フィットネスのトラッキング機能があるおかげで、エクササイズをやろうと思い立ち、楽に実行できるようになりました。
もともと内蔵されているトラッカーに加えて、ダウンロードしたアプリでレースに備えたトレーニングをしたり、ウエイトリフティングのプログラムをしたりできます(私はCouch to 10KとYogaGloを使っています)。
エクササイズをすればするほど、子どもに腹が立たなくなります。
4.睡眠や体調の管理ができる
私は毎晩の睡眠をトラッキングするアプリをダウンロードしています。
おかげで、まともな時間にベッドに入れるだけでなく、睡眠の質が悪いときは警告もしてくれます。
最悪の睡眠を取った夜が目に見える形で示されると、その日はできるだけ期待値を下げて、ゆっくりと1度に1つのことだけやるようにします。
おかげで、物を壊したり、落としたり、忘れたり、なくしたりすることが減りました。精神状態も安定しています。
5.呼吸を意識できる
「呼吸」アプリは、深呼吸することを通して指導してくれるアプリで、今していることを止めて、2、3分間息を吸ったり吐いたりさせてくれます。
ストレスを感じるときは呼吸を意識すると、堂々巡りから脱却できて、気持ちが落ち着きます。
娘たちのことで、慌てていたりフラストレーションを感じているときは、特に役立ちます。
6.両手が使える(子育てには必須条件)
多くのスマートウォッチは、手首を1回タップするだけで支払ができるオプションがあります。これは、スターバックスなど特定の店専用のアプリを使うか、Apple Pay、Google Pay、その他の類似するサービスを使って行います。
私はもうオムツをいれたカバンは持ち歩いていませんが、その当時は大変でした。赤ちゃんや幼児を連れているときに、財布を探してカバンの奥まで手探りしなくていいのは、ありがたいことです。
あと、EvernoteやOneNoteなどを代表とする多くのアプリは、言ったことのメモを取ってくれます。
話したことをアプリが文字に起こしてくれるので、赤ちゃんにミルクをやっていたり、子どもを遊び場で追いかけていないときに、電話かPCの画面でゆっくり見直すことができます。
人によっては使わないほうがいい場合も
ほかのデバイスと同様にスマートウォッチも、それがあるだけで魔法のように子育て上手な親になれるわけではありません。
むしろ、あらたな気が散る元になる可能性もあります。通知はなるべくオンにしないようにしましょう。常に通知音や受信音が鳴っていると、気が散って良くないので、スマートウォッチの本来の目的が阻害されてしまいます。
それから、正直に自分を見つめてください。
もし、スマートウォッチがあるせいで、子どもといる瞬間を意識的に大切にするより、むしろ子どもから注意がそれてしまうなら、スマートウォッチは手放しましょう。
Image: Sam Woolley
Source: The Atlantic, Apple(1, 2)
Carla Naumburg – Lifehacker US[原文]
訳:春野ユリ
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