どうしようもない馬鹿をどうするか 前編

接客業についたことがある方ならわかると思うのですが,

この世には救いようのない馬鹿がいます.

相手と話が通じなさ過ぎて驚く,という経験がある方は多いのではないでしょうか?

 

IQが20離れると話が通じない,という話は聞いたことがあると思います.

おそらくその類だと考えてよいでしょう.

 

普通,人間はある程度ゾーイング(似たもの同士を同じ空間に集める,という意味)されています.それは学校であったり,会社であったり.

要するに『話が通じない馬鹿は危険なので,隔離しておく.』という機能が,市民の最大公約的幸福を求める社会というシステムに組み込まれているという事です.

馬鹿は学校や就職活動の中でふるい落とされて,社会のレールに乗っている人間からは見えなくなっていくのですね.

小・中学校にいた教室で叫びまわるような迷惑な生徒は,高校・大学にはいないでしょう(仮にいたとしても,すぐに消えていきます).

故に,そういうセパレータの外れた接客業をやって初めて,このような猿とエンカウントし,驚く訳です.

ここまでの話で,「そんな人間,おらんやろ~w」とか思う方は,Twitterで『反原発』と調べるか,安部総理のTwitterにリプライしている人を見てみるとよいです.

 

そして,この日本語を理解できない日本人という存在は大変危険で,厄介なものです.

まず,このような人間の為に,コストを費やさなくてはならないという点です.

ほとんどのチェーン店は,接客マニュアルを作成し,アルバイトに研修を徹底させます.

これは,本来は不要な労力の筈です.

僕は,自給900円で雇われている人間が多少不快な言動をしても,ほとんど気にしません.なぜなら,彼らに1時間に900円以上の働きを期待していないからです.より良いサービスを求めるなら,高級店に行きます.

しかし,学が無く金もなく,頭も悪い人間にはこれが理解できません.自給900円に対し完璧な接客を求め,自分がゴネれば相手が頭を下げ,何とかしてくれると思っています.

インターネット・サービスでも同じです.入力フォームなんてものは本来,ヒューマンエラー(入力ミス)を弾く以上の機能は必要が無い筈なのです.それなのに,日本語の説明を理解できない人間の為に,細かく項目分けし,考えうる全ての入力に対しての処理を考えなくてはならないのです.

 

ただし,この『無駄な労力』は金になります.というか,ほとんどのビジネスはこの面倒事を金に換えています.馬鹿から金を吸うのが最も楽だからです.

 

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話は変わります.

日本は明治以前からこういう馬鹿を減らす為に教育を徹底してきました.しかし,教育が効果をなさない程の馬鹿はどうしようもありません.いわゆる『教育の敗北』です.

教育に勝った人間(皮肉です)というのは,SNS上にて最強です.

あらゆる論議を全て無効化します.要するにダメージを受けません.

一方的に罵詈雑言で相手のライフを削ることができます.

かなり差別的で炎上不可避,反感を買う極めて悪い言い方をすると,『健常者はガイジには勝てない』って奴です.

 

この,ダメージを受けず一方的に人を殴る人種.

この人種にはもう一つ特徴があります.

それは,まともな議論をしたことがない(できない)為に,相手を言い負かす(飽きれて相手しなくなる)事を議論における勝利だと勘違いしている,ということです.

もうね,最悪です.蛮族も蛮族,クソ迷惑です.スカーフキッスです.

 

この人種に絡まれた時の最も適した対処法はスルーです.

太古のインターネッツ2ちゃんねる』には,このような名ゼリフがあります.

荒らしはスルーが一番

ちなみに,釈迦も言ってます(ホント)

 

ただ,これは結構昔のインターネッツのお話なんですよ.

ようは,匿名掲示板,インターネットに地位がない時代の話.

一部のイキリ(優しめの表現)は,「インターネットに地位wwww」と草を生やすかもしれませんが,インターネット上には地位が存在します.しないと思ってるのは君に地位が無いからだよ(過激派).

極めて極端な例として,トランプ大統領Twitterトランプ大統領の発言と同等に扱われますし,それほどでもなくとも漫画家のtweetは公式見解ですし,小さな界隈で有名というだけでそれは地位になります.

そもそも,インターネット上に地位が存在しないというのなら,そこで承認欲求を満たす人間はいない筈です.Twitterに作品を上げる人なんていなくなります.

 

ここまで説明すればインターネット地位について理解して貰えると思うんですが,知名度が上がれば上がるほどに,その地位や発言を気にくわないアンチが表れます.

良い例がホリエモン.彼の考え方は非常に合理的で,それをビジネスにつなげることができ成功した非常に有能な存在なのですが,彼を嫌う人物は非常に多いと思います.

そういうアンチは事ある事にインサイダー取引での逮捕を引き合いに出し,何かにつけて彼の業績を汚そうとします.

これも一種,彼の有能さを理解する事ができない馬鹿,といえるでしょう(もちろん「彼は有能かもしれないか個人的に気にくわない/嫌いだ」という意見を否定している訳ではありません.それは好き嫌いの問題で,個人の自由だと思います.それを発信する権利もあなたにはあります.というか僕もホリエモンのやり方は嫌いです).

そして,これらの馬鹿は,匿名性を利用して,ありもしない事をインターネットに書き込み始めます.

 

発言の自由は憲法によって保障されていますが,また,名誉も法律によって守られています.これが現実世界なら問題は簡単です.「こいつが名誉を棄損した!」「なんだと?事実だろうが!」で済む話です(なお,事実でも名誉棄損に当たる場合があります).

ただ,これがインターネットと組み合わさると,話は非常に面倒になります.

「こいつが名誉を棄損した!」「どの書き込みですか?」「ガイドライン違反か確認します」「ガイドライン違反だと確認できたので,プロバイダーに確認しIPの特定を」「このコンピュータから書き込まれた事は確かですが,彼が書いたかどうかは…」

まぁようは,手間です.

 

インターネットのこのような悪意に弱い設計は,元はインターネットが学術利用の為に開発されたシステムであり,元より馬鹿は考慮していないという事が全てです.

複数の大学で連絡が取れると便利だよね?から始まってるんで,馬鹿が使うことを考慮してなかったんです.

 

つまるところ,馬鹿に与えるとヤバい品なんです.インターネット

 

 

 

 

 

 

疲れたので,後編に続きます.