昨年10月に蔵見学をさせて頂いた際に2018年の夏に蔵でイベントをすると教えていただきました。そして、その日をずうぅ~~っと心待ちにしていた「蔵開き」に愛妻と参加してきました(^_^)
養老線の広神戸駅から、タクシーで蔵に向かいました。同乗した人から車中で、大垣市内の映画館で「日本一小さな酒蔵」と「日本一小さな酒蔵2」の上映会があったと聞きました。
蔵に着くと、まずは小売り部の冨久屋で受付です。名前を書くと下の写真の券をいただきました。受付けした後会場に向かうと杉原さんが出迎えてくれました(^_^)
蔵開き開始は11時からだったのですが、電車の時間の関係で早めの到着だったのですが、ゲストハウスに案内されウェルカムドリンクの生ビールをいただきました!!この日も酷暑でしたので冷たいビールで喉が生き返り、お酒を飲む準備が整いました(^_^;
ゲストルームの入り口の様子です。
そして11時になり、杉原さんが挨拶、受付でいただいた券の説明をされました。
「わたあめ」は字の通り綿あめとの引換券、「スムージー」も文字通りですが、オレンジと白の2種類があり、なんと白は射美の酒粕入りです!!「タルゲーム」は水を張った樽の底のお猪口があり、そこを目指してコインを投下するゲームでした。まっすぐ落とせばいいじゃん!と思ったのですが、コインは明後日の方向に行きました(^_^; 「水当てゲーム」は、「利き酒」ならぬ「利き水」のことで、仕込み水と4種の市販のお水のマッチングです。最後の「抽選券」は蔵開きを終えて帰り際に、くじをひくための券でした。
うれしいことに、この蔵開き用に射美が数種類用意されていました。もちろん期待していましたが(^_^;、手酌で射美が好きなように飲めるとは素晴らしすぎる!!!
用意していただいたのは
・特別純米
・特別純米(いちご)
・特別純米BLACK
・純米吟醸
・特別純米 White SNOW(Whiteの澱がらみバージョン)
今期の特別純米は下記の記事に書いたように抜群でした!!
特に後半、杉原さんが「飲み頃だと思います。」と言って注いでくれた4合瓶の特別純米の旨い事、旨い事!そのミルキーさは格別です。この酷暑の疲れも吹っ飛びました(^_^)
「特別純米」が再度飲めただけでも感動モノでした。
また「Black」は以前飲んだ時よりも時(刻)が経って熟成された効果でしょうか?明らかに旨くなっています!!やっぱり造りがしっかりしているお酒は刻(とき)を経るとより良く熟成して旨くなるのでしょうか?以前いただいたBlackよりも明らかにランク(ランクという表現が適切かどうかは?ですが敢えて使用させていただきます)の上のお酒になっていると感じました。射美ファンとしては出荷量が減ってタダでさえ入手難なのにそれがさらに困難になるのはつらいのですが、敢えて提案させていただきます。毎年、数本づつでも低温熟成をされてはいかがでしょうか?それに近い試みが「North Gifu」と「South Gifu」だったかと思うのですがいかがでしょうか?
nawan13.hatenablog.com そして、今まで飲んだことのなかった「White SNOW」いいですねぇ!!29BYのWhiteは15と16があり、個人的には16、さらには15と16のブレンドがベスト!と思っていました。「SNOW」はクエン酸の心地いい酸味と澱がもたらす旨みのハーモニーが素晴らしかった!!
射美の酒粕入りスムージーもおいしかったです。ここでしか味わえない一品です。
昨年も愛妻と一緒に蔵を見学させていただいていますが、この日も見学させていただけました。その際にゲストハウスから蔵に向かうには杉原さんお手製の「どこでもドア」を通る必要がありました(^_^) この蔵開きのために2,3日前に作られたとのことでした。
甑(こしき)と槽(ふね)です。
室(むろ)とサーマルタンク(温度調整可能なタンク)です。
タンクの中のお酒の量を測る物差しとタンクを冷やす際の水の温度調整をする装置です。
今回の蔵開きは平日ということもあって、参加された方々は皆、コアな射美ファンの方ばかりだったかと思います。遠くは関東や中国地方の方、そして某著名な蔵の蔵人さんも見えていました。この蔵開きには多くの方が参加されていました。とても全ての方とはお話しできませんでしたが、数名の方とは初対面にも関わらず、楽しく射美について語り合いました。下の写真は蔵開きの締めに杉原さんが挨拶をされているところです。
杉原さん、このような楽しい蔵開きをしていただき本当にありがとうございました。毎年の開催は大変かと思いますが、また開いていただければ嬉しく思います。
今回の蔵開きにはうれしい特典がありました。何かしらお酒は買えるかも?と考え日本酒用のクーラーバッグは用意して行ったのですが、無駄にはなりませんでした。なんとこの日限定のお酒が2種あったのです!!幸い早めに蔵に着いていましたので、売り切れる前に1本づつ購入させていただきました。このお酒の感想は後日、このブログで書きたいと思います。
PS.帰りがけに杉原さんから聞いたのですが、「水当てゲーム」の全問正解者はいなかったそうです。このゲーム酒造りのプロでも相当難しいものだったようです。実はこのゲームの真意は参加者が酔っぱらい過ぎないように水を飲んでもらうことにあったようです。そこまで、飲み手の事を考えてくれるなんて素晴らしい! 嬉しいです、杉原さん!!!これからも応援させていただきますので、よろしくお願いします。