中間リポート


この報告はクライアントの了承を取り付けた上、自分たちを守る為にあえて公開しております。

自社、プラチナエッグ/PE
相手方 ネクストニンジャ/NN
協業で設立した会社/NE

と、表記。



 NN監査役・NE経理およびPE経理業務一部受託者であるB、正規の経理担当であるYから複数回、長時間に渡り当時の話を聞きました。

 まず、債権仮差押命令申立書にある全ての発注書・請求書はNN役員 島袋の指示により、Bが作成したものです。
 
 当時、NNは上場を目指しており、ベンチャーキャピタル(X XXXX XXXXXXXX/以下、VCと表記)の資金を投入されておりました。その資金でNNとPEの合弁と言う形でNEが作られました。

 しかしNEは失敗に終わりました。原因はNN側の技術力の低さ、経験の無さからくる作業の遅れ。それを無理に挽回しようとして必要のない仕事を外部から取ってきて、その資金で自転車操業すると言う悪循環に陥っていた、とBは言います。
 スマホ用のゲーム開発に関して、PEは十分な経験があるのですが、NNはガラケーのゲームしか作った経験がなかったとの事です。

 この様な状況から、協業は短い時間で破綻。この間、上場準備をしていたNNはかなりの架空売上を計上し、VCに報告をしていました。その架空売上のほとんどをPEへの伝票として発生させ『実際には支払わなくていいから、数字だけ計上させてくれ。社長には了解を取ってある。』等と虚偽の報告をした上でYにPEの帳簿へ架空の売掛金等を計上させていました。

 当時、苦しいながらもなんとか回っていたPEではありますが、その少し前に社員の使い込み事件等があり、その問題が片付いた直後。まだまだ回復しているとは言い難いPEでしたので、Bとしては長い友人の社長の会社を助けたい一心で『NNが上場すれば、PEも一緒に助けられる』と言う思いから、これらの架空の伝票について『実際にお金が動くものではないから』と、特に悪い事をしている、と言う認識は無く作ってしまいました。

 2017年2月に上場準備チームが解散し、事実上、上場を目指すと言う目標がなくなりました。この頃からVCはNNに対し資金の清算を厳しく求め始めました。
 それ以前、NE/NNが月次の帳簿をしっかりつけていない事に関し、不安に思った社長がNN側に対し何度か支払いの話をしていますが、NN側の回答はいつも『決算時に纏めて調整する』としか回答がありませんでした。
 つまり、実際のお金の動きよりも上場審査をパスするための帳簿が必要であり、実際のお金の動きはむしろ上場の妨げになるのでNN自体が必要としていなかったのだと思えます。

 しかしながら上場断念で状況が一転。いきなり資金の清算と言う話になり、NN側が最初に目をつけたのが架空の発注書でした。これを元にPEに請求を掛け、運が良ければ取れる、ダメなら損金で落とす、と言う図式を考えたのでしょう。
 自分の作った架空の伝票が友人である社長の会社を攻撃する材料に使われると思っていなかったBは、精神的に参ってしまいNNを退社。その後仕事に付かず、現在に至っています。

 この様な流れで資金回収を急いだベンチャーキャピタル。
そのプレッシャーを一手に受けているNN。この段階で自分たちの監査役に作らせた伝票が架空であると言う事が頭から抜けてしまったのか、或いは分かっていても引くに引けない状況になってしまったのか。NNはPEに対してその責任を因を求めます。

NNの代理人 大知法律事務所 代表弁護士 金井 暁はこの事実関係は聞かされていなかったのでしょう。

 ここからは当社担当者の空想になりますが、資金回収を急いだVCが弁護士を連れて来て、経緯を確認せず手元にある(架空の)伝票を元に仮差し押さえをしまい、一方、社長側も自体に慌てて適切な対処を取れずに現在に至ったと言う流れだと思います。

 マカオサイドで新たに資金を投入しますが、その投入する条件としてこの問題を片付かなければなりません。
 すでにこれらの伝票を全て作ったB自身が『これは島袋の指示で自分が勝手に作り、本来自分の上司で当時在籍していた会社の社長の確認を一切取らなかった』と明言している事。
 提出されている伝票の日付当時はBは会社の角印を持っていなかった事、それらは全て、2016年の8月くらいに纏めて作っていて、実際にそのソフトのログのスクリーンショットが残っている事を明言しています。



ここまでは業務上の関係者に配布した資料です。

さてそうなると気になるのは、、、、


事実なんですかね???

調べる必要がありそうです。