ここ最近いつもより頻繁にブログを更新しているためか、メールやDMで恋愛の相談をいただいております。驚くような件数になってしまい、ほとんど返信できておりません。申し訳ありません。
ほとんどの相談が「彼氏ができない」「結婚に焦っている」「不倫がやめられない」という恋愛に関する内容ですが、共通点は「行動に移せない」ことだと感じました。どうすればいいのか自分では恐らく分かっていても、行動に移せないという方が非常に多いことを知りました。そして「あきらめている」という方も多いです。劣等感が強く、行動に移せないという方です。でもあきらめているなら僕に相談のメールはしないはずです。
せっかく時間を使って送っていただいた悩みに返信できていない代わりに、短めですが文章を書かせていただきました。お時間あるときにお付き合いください。
神様は残酷な世界を創られました。
女性は世界中どこに行っても男性とはくらべ物にならないくらい見た目で判断される残酷な世界を生きています。しかも幼少のころから。
これはもう疑いようのない事実であり、顔やスタイルがいいとそれだけで得をする仕組みになっています。これは大昔から続いていることで、この先僕たちが死んでも変わることはないと思います。
幼少時代、学生時代、バイト、面接、社会人。どれをとっても美人は多くの援助や優遇や選択肢を与えられて生きています。生きている世界の広さ、見えている景色の高さが違うのです。
そして、恋愛というリングの上ではさらに美人は優位に戦います。ゴングが鳴る前から観客どころか、自分の味方であるはずのセコンドやトレーナー、なんなら審判でさえも美人のことしか見ていません。
では、美人には永遠に勝てないのでしょうか。顔やスタイルは持って生まれた物なので、こればっかりはしょうがないのでしょうか。
そんなことありません。
しつこいようですが、美人はちやほやされて生きています。
言いかえると、怒られたり傷つけられることをほとんど知らずに生きています。すると、人に傷つけられ時や裏切られた時の痛みを知ることができません。結果、優しさや人への思いやりを忘れてしまう人がいます。
僕たちはちゃんと知っています。心無い言葉が持つ殺傷能力を。ふられることの痛みを。孤独の寂しさや、心がこなごなになる苦しみを。そして、それらの傷を癒すためには膨大な時間が必要なことを。
美人は多くの物を与えられて生きています。何か欲しい時も努力する必要がないのです。結果、外見以外の魅力を磨くことを怠る人が出てきます。
僕らは知っています。欲しいものを手に入れるためには努力が必要なことを。そして努力しても手に入らないものがたくさんあるということを。
もちろん努力する美人がたくさんいることも知っています。もっと美しくなろう、人間としての魅力を高めようと、歯を食いしばりながらたくさんの経験値を積む美人がたくさんいることを知っています。正直、美人に努力されたら勝てっこありません。
でもせめて、努力しない「かわいいだけの美人」と戦ってほしいのです。そして勝ってほしいのです。
先ほどから、あえて美人を引き合いに出し「勝ち負け」という言いかたをしています。恋愛は勝ち負けではないことは承知のうえです。でも幸せをつかみ取るのが「勝ち組」、諦めて孤独に生きるのが「負け組」と言うのであれば、勝つことを諦めないでほしいんです。矢のように過ぎる毎日を何となく過ごさないでほしいんです。日めくりカレンダーをめくるように季節が過ぎていってしまいます。「私なんか」と嘆き行動することを諦めないでほしいんです。あきらめた時点でバッドエンドのエンドロールが流れてしましいます。
ブログに恋愛のハウツーを書くとコメントやツイッターで
「こんな行動おこせるのは美女に限る」
「こいつはブスが生きる世界を知らないからこんなこと書ける」
という感想を書かれることがあります。これはちがいます。絶対にちがいます。行動は起こせるはずです。美人とは得られる結果がちがってくることは承知の上で、行動は起こせるはずです。
行動を起こすことで傷ついたり落ち込むことがあるかもしれません。でもそれすらも覚悟で行動は起こせるはずです。
まずは自分で自分を承認してあげられるように、何かひとつでいいので始めましょう。
チャレンジしましょう。
得られる結果が満足のいくものでなくてもいいじゃないですか。
まずは「行動に移した自分」にOKを出してあげましょう。
SNSでかわいいだけの美人が他人からの「いいね!」を集めることに夢中になっているなら、僕たちは自分自身に「いいね!」と言えるような行動を起こしましょう。
指一本で送られる他人からの「いいね!」よりも努力してつかみ取る自分への「いいね!」は僕たちを満たしてくれるはずです。
他人からの承認の何倍も満たしてくれるはずです。
次もがんばろうっていう勇気をくれるはずです。
まずは決意してほしいのです。あきらめないということを。
この世の中は頭のいい女、物分かりのいい女、がまん強い女ほど幸せになりにくいように仕組まれています。
ここで言う頭の良い女とは「こんなことしたら私らしくないし、どうせうまくいかない」と勝手に判断する人のことです。
物分かりのいい女とは「返信こない。もうダメだな。諦めよう」と行儀よくお利口さんに諦める人のことです。
がまん強い女とは、代わり映えのない毎日が過ぎていくことにがまん強くじっと耐える人のことです。
行儀悪く列に割り込みましょう。
閉まりかけの扉に飛び込んでやりましょう。
自分らしくないことをたくさんやりましょう。
幸せになることで、過去につけられた変なあだ名や、今までの後悔をチャラにしてやるんです。
人の目なんか気にしているひまなんかないんです。
平成最後の夏。
あっという間に終わります。
来年の今頃「平成最後の夏にあれやったな、これ始めたな」「平成最後の夏、がんばったから今があるんだな」って思えるように行動しましょう。
きっとあきらめずに行動し続ければ、一見変わり映えがないように見える毎日がすでにハッピーエンドを前提としていますから。
そういうふうにできていますから。
ありがとうございました
おしまい