北京などタクシーに燃油サーチャージ 国際原油価格高が影響
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【8月3日 CNS】原油価格上昇の影響が、市民の足にまで及び始めた。
北京市は8月1日から、タクシーの乗車料金について、1回の乗車ごとに燃油サーチャージを1元(約16円)加算すると発表した。
深セン市(Shenzhen)も7月16日、燃油サーチャージを1回の乗車につき2元(約33円)から3元(約49円)に引き上げると発表。だが、同30日に再び2元に戻した。広州市は5月15日にタクシー乗車料金を引き上げた。
また、6月初めには中国国際航空(Air China)、中国東方航空(China Eastern Airlines)、中国南方航空(China Southern Airlines)など航空会社の多くが国内便でも燃油サーチャージを徴収すると発表した。
中国のディーゼル油価格は今年に入って、8回値上げされた。7月9日の値上げ幅は今年最大だった。
国際原油価格は2014年に1バレル100ドル(約1万1000円)超から約50ドル(約5600円)まで急落し、以降は低水準で推移してきた。だが、17年後半からは上昇基調に入り、18年5月、米国原油先物価格は1バレル70ドル(約7800円)を突破。この3年半で最高水準となった。
国際原油価格が中国のガソリン・ディーゼル油高をもたらし、タクシーや航空輸送量に波及している形だ。(c)CNS/JCM/AFPBB News
※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。