大塚家具、自力再建困難に、身売り交渉大詰め

スポンサー選び佳境、合意のハードルは高く

  • 日経ビジネス編集部

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2018年8月3日(金)

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大塚久美子社長は15年に父・勝久氏との委任状争奪戦に勝利したが、その後、経営は苦戦が続く(写真=Pasya/アフロ)

 経営不振が続く大塚家具がスポンサー企業探しを進めていることが、日経ビジネスの取材で明らかになった。2015年、実父で創業者の大塚勝久氏との経営権を巡る争いに勝利した久美子社長の経営が苦境に陥っている。だがスポンサー探しも、交渉は難航している模様で、先行きは予断を許さない状況だ。

 大塚家具は8月中旬にも18年1~6月期の決算発表を予定している。関係者によると、決算と同時期に、発表できるようスポンサー選びの交渉は佳境に入っている。これまでに同業のみならず、アパレル、建材、商社、投資ファンドなど数十社に及ぶスポンサー候補と交渉に臨んだが、合意には至っていない。減資した後の第三者割当増資や、久美子社長の退陣などを支援条件に挙げる企業があるもようだが、大塚家具側は、こうした条件に難色を示しているとみられる。

コメント6件コメント/レビュー

言い方は不適切かもしれませんが、現預金が残っている間は取引先のために生き残らせて、いよいよ運転資金がなくなるタイミングで民事再生法を申請させてトップを交代。5割超の株式譲渡と久美子姫の退陣を条件に投資ファンドが複数の経営陣を送り込む。どちらか好きな方を選んで下さいな…としかいいようがない状況でしょう。
1500人規模の会社でわずか2年で91億円のキャッシュが流出。何をどう無駄遣いしたらそれだけの現金が消えるんだと、数年後の敗軍の将のコーナーでお見かけする確率が濃厚と考えます。(2018/08/03 16:17)

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いただいたコメント

言い方は不適切かもしれませんが、現預金が残っている間は取引先のために生き残らせて、いよいよ運転資金がなくなるタイミングで民事再生法を申請させてトップを交代。5割超の株式譲渡と久美子姫の退陣を条件に投資ファンドが複数の経営陣を送り込む。どちらか好きな方を選んで下さいな…としかいいようがない状況でしょう。
1500人規模の会社でわずか2年で91億円のキャッシュが流出。何をどう無駄遣いしたらそれだけの現金が消えるんだと、数年後の敗軍の将のコーナーでお見かけする確率が濃厚と考えます。(2018/08/03 16:17)

ブランドを正しく認識して販売しているのは、創業者の父であったということか。
ブランディングの問題ですよね。(2018/08/03 16:02)

そもそもトップに問題があるのに、退陣せずに支援してもらおうとするっていったい何様のつもりなんだろう。(2018/08/03 15:48)

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