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気付いたらオークになっていたので日記をつけることにした 作者:藤屋順一

第一章 集落と周辺の環境を良くすることにした

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豚日記6

豚歴1年1月12日 晴れのち曇り


朝二人を東屋に連れて行ったらすでにけだものフレンズの行列ができていた。きめぇ

てめぇらいつもゴロゴロ寝てる時間じゃねぇかよ。

果物やら食べ物やらゴミやらなんやら持って行儀よく並んでる姿は豚畜生にしてみればかわいらしいもんだが、物には限度ってもんがあるだろう。

とりあえず昨日サービスを受けたやつは厚かましいんで殴って追い返してやった。狩りにでも行って貢ぎ物でも調達しとけ。

とりあえず二人を送り届けたらやることもないんで、何かないかと集落をブラブラしていた。

集落は俺がオークになったころから比べると大分まともになった。

うんこも食べ物のカスや死骸も落ちてないし、泥まみれで豚臭くてしょうがなかったここの連中も身ぎれいになってきている。

女を見れば剥いて犯すことしか考えていなかった連中が今は甲斐甲斐しく働く女二人と共存している。はっきり言って平和だ。

そろそろ襲撃(ヒャッハー)しないといけない頃合いか。

明日にでも前回の反省も踏まえて襲撃の算段をすることにしよう。

肥溜めに寄ったら汚物が半分くらいまで溜まっていた。

このままほっといたら奴ら溢れるまで知らん顔して使い続けるだろうからそうなったら大惨事だ。

古い方を埋めて新しい肥溜めを作ることにした。

他のワールドで肥溜め活動する奴だったら肥料にしたり火薬にしたり考えるんだろうが、俺たちはオークだ。そういう小賢しい真似はしない。

この日記を読んで肥溜めが出てきて心ときめいた奴には残念だがな。

と言う訳で至って普通に新しい肥溜めを作った。これでしばらくは安心だ。

暗くなって穴倉に帰ったらマリアが自らご奉仕してきた。

はっきり言っていつまでたっても上達しないから俺としてはクララだけで良いんだが、マリアの性分的にこういうことをクララにだけさせたくはないんだろう。

まぁ、舐め舐め攻撃にヤミツキになって求めてきてるのかもしれんが。

そう思うとちょっとやる気が出ていつもより気合い入れて舐め舐めしてやった。

マリアはあへあへして白目剥いてダブルピースしながら失禁して果てた。これは大満足だろう。

俺もマリアの痴態を眺めていい気分だった。



豚歴1年1月13日 雨


朝起きたらマリアが落ち込んだ顔して昨日の自分のお漏らしを掃除してて面白かった。

その後二人を東屋に連れて行った。雨漏りしてないか見てみると漏れてるところがあったんで大きい葉っぱを集めて補修してやった。

豚畜生共は雨でもお構いなしでエロサービスを受けようと行列を作ってる。これではさすがにクララがかわいそうなんで今日は早いうちに切り上げることにした。

道具を片づけて引き上げる際、マリアが地面にこぼれた豚畜生のこくまろミルクを踏んで派手に滑って転んだ。

全身白濁液まみれで落ち込んでる姿がクッソ笑える。

その後ヤケクソになったのか躊躇なく服を脱いで池に飛び込んでいった。

今日は厄日だな。普段の行いが悪いんじゃないか?

午後は三人で穴倉に籠ってた。マリアとクララは抱き合って昼寝しだしたからそっとしといた。

俺は俺で襲撃のルール作りに励んだ。結果はとりあえずこんな感じだ。

・殺さない。武器を持った男が居たら逃げる

・ガキは襲わない

・女を見つけてもその場で犯さずお持ち帰りする。お持ち帰りは一回の襲撃で二人まで

・お持ち帰りの際はなるべく怪我をさせないように気を付ける

・建物や家具はなるべく壊さない。ドアはちゃんと手で開ける

・食料はつまみ食い程度なら許すが食い散らかさず出来るだけ持ち帰る

・撤収の合図には速やかに従う

・感謝の心を忘れない

うん、完璧だ。そこいらの山賊や押し込み強盗より行儀良いぞ。

手ひどい襲撃(ヒャッハー)を期待してるやつには物足りんだろうが、俺は非建設的なことが嫌いなんだ。

夕食は豚畜生からの貢ぎ物だ。クララが働き出して食うものに困らなくなった。

今はクララがこの集落で一番富を持っていて、族長に次いで二番目に権威がある。

人間の村で性奴隷にされてた頃と比べると天と地の差だな。

権威で言うと族長が一番でマリアが三番、四番目が俺で、五番目が豚畜生の腕自慢だ。

俺は気ままにできるだけの地位があれば良いんで今のご身分が性に合ってる。

今日はクララがご奉仕してくれた。控えめに言って最高だった。

どうやら交代性なんだろう。マリアの思惑だな。正直言ってマリアのご奉仕は要らんけどな。

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