豚日記3
豚歴1年1月6日 晴れ
勇者様ご一行を返り討ちにした功績が認められ、族長から右腕的扱いを受けることになった。
豚畜生共のナンバーツーになったところでちっとも嬉しくないが、アホの豚畜生共に言う事を聞かせられる権力を持ったことは大きなプラスだ。
さしあたってはこの間攫って調教した女僧侶を俺のペットとして認めさせることにした。
いつまでも穴倉に匿ってはおけないし、運悪く豚畜生に見つかったら犯し殺されちまう。
折角良い物を手に入れたのにアホのせいで失うのは勿体ない。
集落の広場に勇者様ご一行との戦いで怪我を負った奴らを集めて事故が起きないように注意しながら女僧侶をそこに連れて行った。
女僧侶は俺の意図を理解したのか豚畜生一匹ずつにちゃんとホ〇ミをかけてくれた。賢い奴で安心だわ。
かまいたちで敵一グループにダメージを与える呪文とかを使われなくてマジ助かった。
そうなったら俺がこいつを殺さないといけなくなるからな。
女僧侶が有用だと豚畜生共に見せつかられたんで、とりあえず俺の目の届く範囲にいるうちは安全だ。
あんとき
女僧侶はドン引きしながらも懸命に介抱して女魔法使いはギャン泣きしてた。
豚畜生共は「もう一回遊べるドン!」と喜んでいたが、とりあえずそいつらはぶん殴って女魔法使いを逃がすことにした。
女二人を飼うのは面倒だし、魔法を使われると危ないからな。
全裸だと運びにくいがズダ袋を筒状にしてすっぽり被せて縄を巻いたら良い感じだった。
その後暗くなるのを待って一番近くの村の入り口に捨ててきてやった。
女魔法使いを村に捨ててくる間に女僧侶が襲われていないか心配だったが、昼に女僧侶が回復した豚畜生数匹が穴倉の前を守っていた。こいつらなかなか良い奴らじゃね?
穴倉に帰った俺は腹を空かせた女僧侶にこくまろミルクを飲ませてやった。
豚歴1年1月7日 晴れ
畜生。胸糞悪い
昨日捨てた女魔法使いの様子をこっそり見に行ったら助けられるどころか村人数人から石を投げつけられてた。
あいつらマジ豚畜生以下だわ。
豚畜生でも仲間同士では殺し合わないし傷ついた仲間は助ける。人間として恥知らずな奴らだ。
俺には助けられねぇし助けに行ってもしょうがねぇから見殺しにするしかなかった。
良かれと思ってやったことが裏目に出て後悔してる。
あれなら豚畜生の集落で奴隷にでもなってた方がいくらかマシだったかもしれんな。知らんけど。
ズダ袋が動かなくなって村人が帰って行ったた隙にボロボロになった死体を回収して集落に戻り、女僧侶を連れてこの間作った墓に埋めに行った。
それから女僧侶がえらく落ち込んでいたんでアソコを舐め舐めして慰めて、最後にこくまろミルクを飲ませてやった。
とりあえず今日は腹が立ったんでアレがデカい奴を数匹集めて明日にでも村を襲撃するように算段した。