1冊目が校了しましたよ! 告知ですよ!
というわけで、C94で『いけず石観察手帖』という本を出します!
『いけず石』とは何なのか、ちょっと説明が必要かもしれません。
細い狭い路地において、角ギリギリまで家が建っていたりする場合。自動車が曲がるときに内輪差によって家とか塀にぶつかることがあるのですね。そうしたら当然その家の人と自動車の人とでもめ事になったりするわけです。でも、それ、面倒ですし、家側が不利というか、何度も削られる可能性があるのは家側の方ですよね。
そこで京都の人は考えました。角に大きな石を置いてやろうと。そうしたら家とか塀にぶつかる前に石にぶつかる。石なら削れても大丈夫。自動車の人は文句を言おうにも、敷地内にある石にぶつかったのは100%自分が悪いのだから文句言いにくい。かくして、もめ事は発生する前に解決するのです。京都の人の奥ゆかしくも慎ましい雅な発想なのですね。よう知らんけど。
数年前から京都で暮らしていて、そういう石を見ては「これはすごい」「芸術性を感じる」「この石の配置はこういう理由に違い無い」と、写真を撮ったりしまくっていました。その成果を1冊にまとめたのが『いけず石観察手帖』です。
いま、Twitterとかで『#いけず石観察手帖』というハッシュタグで毎日いけず石写真を公開しています。
という、本が出るのでした!
A5フルカラー24Pで500円という超お得仕様。薄い本って作ってみたかったんです。ようやく作れた!
表紙は『白熱日本酒教室』でもおなじみ、アザミユウコさん!
さらに豪華ゲストとして、京都を舞台にした和菓子漫画を描いている『であいもん』の浅野りんさんと『わさんぼん』の佐藤両々さんに寄稿をお願いし、承諾していただきました。和菓子の本じゃないのに! 石なのに!
『であいもん』は5巻が8月4日発売ですよ!
Kindle版はこちら
『わさんぼん』は5巻が昨年出ましたですよ!
Kindle版はこちら
直近だと、こちらのドラマCDの方がいいかも
というわけで、まだ醤油の本の作業が残っているので内容に踏み込んだあれこれはまた後ほど書きます。とりあえず『いけず石観察手帖』よろしくお願いします!