専守防衛を逸脱…安倍政権が「電子攻撃機」配備で北を挑発
「米国は、1991年の湾岸戦争や03年のイラク戦争でも麻酔作戦を実行し、成果を上げています。武力攻撃の直前に、電子攻撃機で妨害電磁波を飛ばし、指揮命令系統やミサイルシステムを制御不能にして、反撃を封じるのです。1~2時間で北のシステムは壊滅します。外科手術前の麻酔のようなものです。北からしてみれば、電子攻撃機は米国の先制攻撃を彷彿させる。このタイミングで日本が電子攻撃機配備を進めれば、北の反発は避けられないでしょう」
2基6000億円の「イージス・アショア」が北ミサイルの砲撃なのに対して、電子攻撃機は先制攻撃のための戦闘機だ。北がアタマにくるのも無理はない。
非核化に向けて対話を続ける米国は、北への配慮から「CVID(完全かつ検証可能で不可逆的な非核化)を使わないようにせよ」と政権内で指示が出たというが、安倍政権とはえらい違いである。もはや安倍KY政権に外交は任せられない。