夏休み中の小中学生 最高裁見学

夏休み中の小中学生が最高裁判所を見学し、模擬裁判に参加したり、裁判官に質問したりして、裁判について学びました。

最高裁判所は、毎年、夏休みの時期に小中学生向けの見学会を開いていて、31日は、およそ350人の親子が見学しました。
15人の裁判官で審理する大法廷では、子どもたちが黒い法服を着て裁判官の席に座り、判決の主文の読み上げを体験しました。
模擬裁判では、裁判官と弁護士、それに検察官の役に分かれて、審理を行い、窃盗事件の被告に対して、裁判官役の子どもが有罪判決を言い渡しました。
また、最高裁の山本庸幸判事に質問する時間も設けられ、参加した子どもが裁判官に向いている人について尋ねると、山本判事は「最後まで諦めずに、何が本当かを一生懸命考える人が向いていると思います」と答えていました。
夏休みの自由研究のために参加した小学5年生の男の子は、「模擬裁判では、被告の人生を左右する判決の言い渡しに緊張した。裁判官の気持ちを実感できてよかった」と話していました。