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第6話 は?風!?

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「電気針」・・・そう呼ぶらしい。

しかし、整骨院でやった電気刺激とどう違うんだろう。。。

竹下先生によると、整骨院でやる電気刺激は、筋肉の表面までしか届かないが、電気針なら針を通して筋肉の奥まで電気が届く為、整骨院でやるそれよりも効きが良いそうだ。

ただ、それだけの事?

針治療って、電気を流して筋肉をリラックスさせるだけ???

よくマンガとかでありがちな、針を刺した瞬間、ピキーンと閃くような感じがして、一瞬で治る、、、と言った感覚は全くなかった。(漫画の読みすぎか?)

ただ、腕に針を刺して、電気を流した、、、それだけの事だった。

しょせん、マンガはマンガか、、、針治療というものに何かを期待していた私は、激しくがっかりした。



そこの鍼灸院では、マッサージ、電気針に加え、お灸をやった。

お灸は熱いイメージがあるが、そこで使ったお灸はクッションに短いタバコのような形の線香が張り付いたイマドキのお灸で、あまり熱くはならない。

ほんのりとぬくもりを感じた程度だった。



針、灸と言えば、痛くて熱いイメージがあったので、痛くもなく熱くもない針と灸が効いてるのかどうか、よく分からなかった。

最初のうちは先生の話に乗って治りつつある気分になっていたが、1週間通ううちにその気持ちも冷めた。

時々、スティックを握ってみるがまるで良くなる兆しが見えない。

再び不安が膨らみ始めた矢先、先生の方が先にキレた。

「なんで治らんのか!くそう!」

・・・はあ!?

「大体君、痛みは無いんやろうが。君の腕は元々正常なんだよ。手が動かん!?そりゃ、精神的なものや。動かんと思うから動かんのや。」

「痛くもないのにここに来る必要な無い。そうやろ。」

いやいや、ちょっと。。。

「ドラムが叩けん?そんなん、遊びやろ。」

「親にあんまし心配かけんなぁや!!」

「夢なんてものは、所詮かなわんものや。そこには、ただ風が吹いていただけなのだよ。」

はぁ?風!?意味分からんし。。。

あっけにとられて戸惑ってるうちに「もう、金はいいから」と言われて、追い出されてしまった。

もう何が何だか分からない、めちゃくちゃや。

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第6話 は?風!?

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