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【スポーツ】

[高校野球]作新学院、まさかの大阪桐蔭戦も「勝ちたい」 連覇元祖の意地

2018年8月3日 紙面から

健闘を誓う作新学院ナイン

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 第100回全国高校野球選手権大会(5日開幕・甲子園)の組み合わせ抽選会は2日、大阪市のフェスティバルホールで開かれ、史上初の2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭(北大阪)は、第2日第2試合の1回戦で2016年に全国制覇を達成した作新学院(栃木)と対戦することが決まった。開幕試合は藤蔭(大分)-星稜(石川)。春夏通じて初出場の白山(三重)は、第7日第4試合の2回戦で愛工大名電(西愛知)に挑む。開会式の選手宣誓は、近江の中尾雄斗主将が務める。抽選会では3回戦までの組み合わせが決まった。

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 元祖「春夏連覇」校が偉業を阻む。1962年に初めて甲子園の春夏連覇を成し遂げた作新学院が、史上初となる、2012年に続く2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭を、初戦の相手に引き当てた。

 抽選会終盤の残り10校となったところで龍谷大平安、仙台育英、星稜と強豪の対戦相手が決まっていった。そんな中、注目のカードを手にした磯一輝主将(3年)は「最後まで(大阪桐蔭の対戦相手が)空いていたので、まさかっていう感じですね」と苦笑い。でも、負ける訳にはいかない。「隙のない打線、素晴らしい投手陣…。春を制した今一番のチームを、ぼくたちも目指してやってきた。どれだけ自分たちの野球ができるか。やれることをやって、もちろん勝ちたいです」と勇ましく宣言した。

 作新学院は、大阪桐蔭とは2012年に藤浪(阪神)を擁した世代と練習試合をしたことがある。以来、対戦経験がなく、今の世代にとって未知の領域だ。小針崇宏監督(35)は、「前より進化していると思うし、本当に素晴らしい相手と戦えて身の引き締まる思い。自分たちの力を最大限発揮して、いいチームに挑戦します」と強調した。 (平野梓)

 

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