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【プロ野球】

ヤクルト・山田、11戦連続打点 バースのNPB記録にあと2試合

2018年8月3日 紙面から

ヤクルト-広島 7回裏2死一塁、山田哲が左越えに25号2ランを放つバレンティン=神宮球場で(北田美和子撮影)

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◇ヤクルト10-4広島

 ヤクルトが連敗を3で止めた。1回、青木の適時二塁打とバレンティンの3ランで4点を先制。7回に山田哲と雄平の2ランで突き放した。原が7イニングを投げて8三振を奪うなど3安打1失点で2勝目。広島は岡田ら投手陣が誤算だった。

 やられたらやり返す。首位広島に前夜(1日)13点を奪われ、コテンパンにされたヤクルトが3発を含む10得点の爆勝。広島のマジック点灯を阻止した。

 トドメを刺したのが、山田哲。初回にキング争いトップのバレンティンの26号3ランなどで4点を先制したヤクルトだったが、追加点が取れず嫌な雰囲気も漂い始めた7回、左翼席上段に25号2ラン。「打った瞬間、行ったと思った」と本人も認める会心の一振りによって、巨人・ペタジーニらに並ぶプロ野球歴代2位の11試合連続打点をマークした。

 プロ野球記録は、阪神・バースの13試合連続。1日の広島で池山らが持つ球団記録を更新したばかりの山田哲だが、これでいよいよ、2年連続三冠王の伝説の男を射程圏にとらえたことになる。ただ、1992年生まれの山田にバースのことを知ってるかと問うと「助っ人ナンバーワンと世間では言われてるけど、生まれる前なので」とピンと来ていない様子だ。

 4日からは京セラドーム大阪で、かつてバースがプレーした阪神2連戦。「個人記録より目の前の試合に勝つこと。でも、良いことは、これからも続けていきたい。チームの勝利のために打点をを挙げたい」とキッパリ。山田哲のバットから目が離せない。 (竹下陽二)

 

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