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2018年8月3日 紙面から
打撃練習する大島。後方は、土井コーチ=ナゴヤドームで(中嶋大撮影)
雪辱あるのみ-。4連勝中の中日は2日、巨人3連戦に備え、ナゴヤドームで練習を行った。当初は免除の予定だった主力組が「打倒・山口」を掲げ、意欲的に参加。7月27日にノーヒットノーランを喫し、3日に先発する巨人・山口俊投手(31)の撃破へ入念な準備を進めた。また左手首痛から1軍復帰したソイロ・アルモンテ外野手(29)が、2日の2軍戦に志願の出場。なお、DeNAが敗れたため、中日が4位に浮上した。
少し古い言葉を使わせてもらえば、名古屋で倍返しだ。7月27日に巨人・山口俊に屈辱のノーヒットノーランを食らってから1週間。もう辛酸をなめるわけにはいかない。4連勝の勢いに乗って雪辱戦を前に、土井打撃コーチは「この前とはうちの打線も違うし、相手も違うやろ。ええ状態で入っていけるのは確か。リベンジしないとな」と、野手全員の気持ちを代弁した。
打撃部門の責任者として有効な攻略法を授けられなかった思いからなのだろう。ノーヒットノーランを喫した翌日、試合前ミーティング。土井コーチが「すまんかったな」と頭を下げたという。74歳名球会打者の白髪頭を見つめながら、選手たちの胸中は悔しさで煮えたぎっていた。選手会長の福田は「打てなかったのは選手のせいなのに。責任を感じる」と唇をかみしめ、大島が「あれで皆が一丸となったと思う。そこからいい流れになった」と振り返り、その日からチームは4連勝と波に乗った。
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