「2001年宇宙の旅」50周年、HAL 9000を精巧に模したAIスピーカーがクラウドファンディング中
スイッチ切ろうとするたびに「I'm afraid, Dave...」っていうのだろうか
2018年はスタンリー・キューブリック監督の名作『2001年宇宙の旅』公開から50周年を数えます。そしてこれを記念し、映画の中で象徴的な役割を果たした人工知能「HAL 9000」を再現したBluetoothスピーカーが2001台限定で製作され、クラウドファンディングサービスIndiegogoでキャンペーンを開始しました。
スピーカーを作ったのはMaster Replicas Groupというスタートアップですが、ワーナーからライセンスを取得しての生産であり、実際に映画で使われた小道具そのままの寸法で、細部までディテールに拘った製品になりました。
ラインナップとしては、HAL 9000の円形の赤いレンズライトのユニットを取り外したかのような「Bluetooth Speaker Edition」と、その周囲のディスプレイを含むコンソール部分がセットになった「HAL 9000 with Command Console Limited Edition」の2種類が用意されます。
Bluetoothスピーカー部分はAmazon Alexaに対応しており、スマートスピーカーとして音声コマンドで音楽再生などに対応します。 Bluetoothのバージョンは4.0。WiFiにも対応しており、ソフトウェア・アップデートも提供されるとのこと。連携可能な音声AIアシスタントとしてはAlexaの他にもGoogle Home / Assistant、Siri、Cortanaが記されています。
一方、HAL 9000 with Command Console Limited EditionのほうはこのBluetoothスピーカーをはめ込むコンソールに10個の表示切替可能なボタンが装備され、スマートフォンアプリと連携して実際に機能させられます。
ちなみに、映画で有名なシーンを真似てスピーカーに「Open the Pod bay doors, HAL」と話しかけると、このスピーカーは「I'm Afraid, I can't do that」と映画そのままに答えるお楽しみ付き。
出資枠はBluetooth Speaker Editionが499ドル(約5万5700円)、HAL 9000 with Command Console Limited Editionは999ドル(約11万1200円)。ただし、それぞれにEarly Bird(早期出資)枠が設けられており、こちらは419ドル(約4万6800円)と889ドル(約9万9000円)になっています。
フレキシブルファンディング方式なので目標出資額にあまり重要性はないものの、全体の数量は合計で2001台限定となっていいます。もし購入したいのであれば、クラウドファンディングお決まりの注意書きをよくご理解の上で、早めに出資してみてはいかがでしょうか。