大崎駅は、五反田を背にして右側は、高層ビルが立ち並ぶ巨大オフィスエリアです。昼食時になると社員証をぶら下げた会社員達が、颯爽とビルから出てきます。
左側は、住・商・業が一体となった大規模複合型の開発が進み、タワ―マンションが立ち並んでいます。
小さい子供連れの若いママさん達や、学校帰りの子供達も多く見受けられます。大崎駅周辺は、環境も良く、公園があったり、街路樹には楠やオリーブの木などが植えられ街並みがとても美しいです。
そんな再開発で賑わう大崎駅周辺のカフェを5つ厳選して、おいしいドリンクやスイーツをいただいてきましたのでレポートしていきたいと思います。
スノー ビーンズ コーヒー
立体になっている大崎駅南口を出て、地上に降ります。小関橋を渡り公園を過ぎた先のタワーマンションの1階にあるのが、「スノービーンズ コーヒー」です。
「スノービーンズコーヒー」は、自家焙煎にこだわり、季節ごとに厳選されたスペシャリティコーヒー以上のグレードの生豆を使用し、豆の特徴を最大限に引き出した特別な一杯を楽しめるカフェです。
まったりとした口当たりの軽い甘みを味わえるネルドリップ、コクを味わえるエアロプレス、すっきりした味わいのペーパードリップ、とろみの強いコーヒーが味わえるフレンチプレスなどの方法で、知識や技術を習得したバリスタ達が丁寧に淹れてくれます。
スノービーンズコーヒーの店内に入ると、左手に真新しい大きな焙煎機があります。右前方には、ダッチコーヒーの水出し機が筒状のガラスケースの中、まるでオブジェのようにお店の中央に置かれています。
スノービーンズコーヒーの店内は白を基調としていて、猛暑が続くギラギラと太陽が照りつく外とは対照的に、お洒落でお落ち着いた、涼し気な雰囲気が広がっています。
白い壁に、白いテーブルと白い椅子や水色の椅子が並べられ、洗練された大人の空間です。
L字型になった店内右側には、カウンター席があります。
私は窓側のカウンター席に座りました。
全面がガラス張りになっているので、緑の街路樹がよく見えます。
外には、籐のソファー席も用意されています。
「スノービーンズコーヒー」は、ハンドドリップとフレンチプレスで丁寧に淹れられたコーヒーの他にも、栄養士が開発したスムージーや紅茶も楽しめます。
ランチタイムのサラダボールも人気があり、ホットドックやトーストもとっても美味しそうです。
また、スィーツメニューも豊富で、コーヒーに合うモンブランショコラやティラミス、ワッフルなどもあります。
またスノービーンズコーヒーで人気なのがかき氷です。
韓国スィーツといったら、ピンス(韓国版かき氷)ですが、韓国社製のかき氷機を使用したかき氷は、日本のかき氷とは違う口当たりを味わう事が出来ます。
季節限定のフルーツが沢山のったものから、きな粉や抹茶の和物まで様々な種類があります。
そんな中から、スノーアイスのパフェを頂いてみることにしました。クッキー&クリームのパフェと、飲物はテアオペラを注文してみました。
氷の上にバニラアイスクリーム周りに直径2cm程のオレオクッキーに囲まれた清涼感溢れるパフェです。
意外とボリュームがありそうで、食べきれるだろうかと不安がよぎります。食べてみると、氷というより雪と言った方がふさわしい感じです。
意外と詰まっているように見えて、ふわふわさらさらで、それでいてグラスの中で溶ける事は無く、いつまでも雪の状態を保ってくれます。
ふわふわのまま、やや甘みがかった雪がお口の中に広がっていきます。
まさしくパウダースノウです。
見た目の割にあっさりといただけました。
底にはシリアルが入っています。オレオクッキーのサクサクした甘みととっても合う絶品のパフェでした。
新緑の香りを思わせるやさしい味わいのテアオペラは、甘いベリーの香りが高く特徴的な一杯です。冷たい雪のようなパフェと一緒に爽やかな気分にさせてくれました。
ピアノのクラシックモダンの調べが流れる店内で、ゆっくり涼しさを味わい、真夏の暑さに熱をもった身体もすっかり快適になりました。
店内には一人でゆっくりコーヒーを味わっている中年の男性や、若い男性の二人組、素敵な大崎マダム風のお客様らが静かに過ごしていらっしゃいました。
若い男性の感じの良いバリスタ達が出迎えてくれる、洗練されたお店です。暑い夏にパウダースノウで涼しくなってみてください。大崎で一押しです。
<カフェ情報>
スノービーンズコーヒー
東京都品川区北品川5-3-1 パークシティ大崎ザ・タワー
大崎駅から徒歩数分
https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13197292/
アロハテーブル
こう暑いと外出するのも億劫になりがちです。折角の夏休みなのにもったいないですよね。暑さ対策をしっかりして、思い切ってリゾート気分を味わってみませんか?そんなあなたにおすすめなカフェの紹介です。
先に紹介した「 スノービーンズカフェ 」の向かい側のビルの1階にあるのが、「アロハテーブル」です。
「アロハテーブル」は、ワイキキに本店を構える、ハワイアンダイニングカフェです。
お店の前には、オープンテラス席が幾つもあり、何組かの家族連れが風通しの良い日陰でお食事をしていました。
アロハテーブルの店内は天井が高く開放的で、ビーチリゾートにいるかのような、ハワイアンムードが漂います。
通り沿いの大きな窓から入ってくる自然光と、薄明りの照明の中、サーフボードがかけられた壁面の絵が店内をサンセットビーチにいるかのような演出をしています。
小さいお子様を連れた何組かの若い家族や、地元住民らしいご夫婦や若いカップルなど、丁度ランチ時だったので店内は賑わいを見せています。
天井から吊るされた大きなファンもフル稼働で、やさしく涼を演出しています。
「アロハテーブル」は、ロコモコなどのハワイ本場仕込みのローカルフードやハンバーグ、ステーキ等のグリル料理が楽しめ、スィーツメニューも充実し、ブランチからディナーまでオールマイティに楽しめます。
ハワイと言えばパンケーキ、季節限定や、見た目もボリュームたっぷりのパンケーキがメニューに並びます。
そんな中から、ハワイアンパンケーキトリプルベリーと、飲み物はグアバジュースを選んでみました。
ブルーベリー、苺、クランベリーの三種のベリーがふんだんにのり、濃厚な苺のソースがかけられ、生クリームが添えられています。
こちらのパンケーキは、ビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含む全粒粉を使用している栄養価の高いヘルシーなパンケーキです。
生地は柔らかく香ばしい風味がし、見た目よりも軽目です。また、生クリームは豆乳ホイップクリームなのでカロリーを気にしないで楽しめます。
甘みは、北海道のみで作られている「甜菜」を原料としている砂糖「甜菜糖」を使用しているので、ヘルシーでまろやかな甘さでコクがあります。豆乳ホイップでも生クリームに負けないコクと風味を感じられとってもフレッシュです。
ベリーの酸味と甘いクリーム、王道のパンケーキながら、体重を気にしている方でも罪悪感なく楽しめるスィーツです。
トロピカルな雰囲気にさせてくれるグアバジュースでより一層ハワイアンムードを高め、甘いサンセットビーチを存分に楽しめた休日の午後でした。
大勢で納涼するのも良いですし、カップルで行くのもお勧めです。幅広く楽しめるカフェです。
<カフェ情報>
ALOHA TABLE osaki(アロハテーブル大崎)
東京都品川区北品川5-5-15 大崎ブライトコア1F
大崎駅から徒歩5分
http://osaki.alohatable.com/
アワーズ
大崎駅南口を出て、小関橋方向に進みます。目黒川を渡り、公園のすぐ先にある一軒家カフェが、「アワーズ」です。
全面ガラス張りの明るい開放感溢れる雰囲気です。
感じのよい若い女性のスタッフが快く迎え入れてくれました。
四方から入ってくる外の日差しが店内を包み、自然光溢れる明るくお洒落な空間が広がっています。
こちらのカフェ「アワーズ」は、通常のカフェと集会室を兼ね備えた、地域のコミュニティを高める場を提供しています。
カフェとしての飲食の場とホールとしての様々なイベントやワークショップなどに使えるのです。食べて飲んで休んで会って話し合う、そして楽しむといった生活のリズムの中でかかせない時間を作るために生まれたカフェです。
アワーズの店内は広々としていて、グレイのテーブルに木枠の布張りの椅子が規則正しく配置されています。
午後1時を回った頃、カウンター席を含む62席の内のテーブル席は、小さな子供を連れた地元住民らしい若いママ友さん達が多く、ほぼ埋まっていました。
ランチは週替わりの定食や、ふわふわのオムライスも人気です。
週末限定のパンケーキ目当てのお客様も多いと言います。小さなお子様用のキッズメニューも用意されているので、子供を連れて気軽に楽しめます。
カウンターが空いていたので、通りに面したガラス張りのカウンターに座りました。
平日スィーツは、数種の焼き菓子や、キャロットケーキ、チーズケーキ、ゴマのケーキなど素朴な手作り感あふれるものが並びます。
そんな中から、抹茶とホワイトチョコのケーキと、アイスティーを注文してみました。
見た目は地味です。色合いと言い、ザ、茶色!といった画像的に生えない色見ですが、良く見ると、生地には抹茶とホワイトチョコレートが練りこまれていて、サワーチェリーがゴロゴロ入っています。
しっとりとした食感で、ホワイトチョコの甘味と抹茶の風味の中で、サワーチェリーの酸味が引き立ちます。底には小豆が入っていて、和風のケーキに仕上がっています。見た目以上に盛りだくさんの奥が深いスィーツでした。
全面ガラス張りなので、外の美しい通りの街並みが見渡せます。緑の街路樹の葉が風に揺れ、颯爽と歩く人達を見ていると、リゾート地のカフェにいるような気分になります。
冷たいアイスティーでクールダウンして、ゆっくりリゾート気分が味わえました。地元密着型ながら、誰でも気軽に入れるお洒落なのに気取らないカフェです。
<カフェ情報>
アワーズ
東京都品川区北品川5-7-2
大崎駅から徒歩数分
https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131604/13188125/
ラ・メゾン アンソレイユターブル 大崎ゲートシティ店
大崎駅南口改札を出ると、オフィスと商業施設や文化施設を備えた24階建て駅直結の大崎ゲートシティが見えてきます。
地下1階から3階まで5層吹き抜けの大空間に飲食店や物販のお店が並びます。こちらの大空間のアトリウムは、大きな広場になっていて、外の厳しい暑さとは一変、エアコンがきいた快適空間が広がっています。
その地下1階にあるカフェが、「ラ・メゾン アンソレイユターブル 大崎ゲートシティ店」です。
「ラ・メゾン アンソレイユターブル」は、お店で丁寧に手作りされた旬の食材をふんだんに使用したタルトが楽しめるカフェです。
入口には、色とりどりのフルーツがのったタルトが並んだショーケースが置かれ、テイクアウトもできます。
ラ・メゾン アンソレイユターブルの店内は、カントリー調にまとめられています。お席は87席と広めながら、いくつかに仕切られていて、ゆったりしています。
白い壁に、木の梁や柱がめぐらされ、白い木枠の窓の外にはオープンテラス席があり、商業施設内にあるといった感じではなく、街中の一軒家カフェ的な造りになっています。
女子受けするようなメルヘン的な店内は、スローなバラードが流れ、とても落ち着いてゆっくりできます。
店内は、女性客が多く、1人でゆっくりタルトを召し上がっている若い女性も何人かいらっしゃいました。
「ラ・メゾン アンソレイユターブル」では、パスタやオーブン料理も楽しめランチメニューも充実しているので、OLさん達にも人気です。
カフェタイムは、アパレイユにたっぷり漬け込んで焼かれたフルーツたっぷりのフレンチトーストや、季節のタルトを楽しめます。
人気のタルトは、季節のフルーツがこれでもかというくらいドサッとのっています。写真付きのメニューを見ているだけでもワクワクしてきます。
この季節は、みずみずしい白桃を使った季節限定のリコッタクリームチーズのタルトや、ショートケーキ、さくらんぼとベリーのカスタードタルトを楽しめ、7月中旬からは、アールグレイの香りの桃とオレンジのタルトもお目見えです。
どれも美味しそうで迷った挙句、彩フルーツのタルトと、ピーチハイビスカスティーソーダを注文しました。
人懐っこそうな元気で明るい店員さんが運んできてくれました。
7月の誕生石は、ルビーです。そんな赤みがかった色鮮やかな果肉のグレープフルーツ ルビーがみずみずしさを一層惹きたてているタルトです。
厚くカットされたグレープフルーツ、キーウィ、オレンジ、苺、桃などのフレッシュなフルーツがたっぷりのっています。
アーモンドが練りこまれた香ばしいタルトと、ミルクの濃い生クリーム、しっかりした食感のカスタードと一緒にフルーツの酸味が味わえて美味しくいただきました。
暑さが吹き飛ぶような、ソーダも爽快感抜群で喉ごしにクーッときます。桃のジューシーな甘みとハイビスカスの酸味が絶妙のコンビネーションのソーダです。
中々他では味わえないお味です。もう一杯おかわりしたい位でした。
静かで落ち着けて、穴場中の穴場です。男性も知っておくと女子受けすること間違いなしのカフェです。
<カフェ情報>
ラ・メゾン アンソレイユターブル 大崎ゲートシティ店
東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎 プラザ B1F
大崎駅から徒歩3分
https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131604/13004537/
バケット ゲートシティ大崎店
「ラ・メゾン アンソレイユターブル」と通路を挟んでお隣にあるのが、「バケット ゲートシティ大崎店」です。
やや照明を落としたシックな大人のムードが漂うバケットの店内は、木のテーブル席が規則正しく置かれ、壁側に沿ってソファー席もあります。
広々とした店内の奥には、ワインボトルが壁一面に飾られ、重厚感を出しています。
「バケット」は、店内で焼く13種類の焼き立てパンが頂けるベーカリーレストランです。パンコーナーに置かれた焼き立てのパンを、自由にとって好きなだけいただけます。
パンと一緒に頂くお料理メニューも豊富で、お肉やシーフードの本格的なグリル料理を頂けます。スィーツメニューは、ティラミスやガトーショコラ、フレンチトーストなど力を入れています。
ドリンクは、コーヒー、紅茶、ハーブティ、ジュースなどのドリンクバーが飲み放題です。今回は、クレームブリュレとドリンクバーからブルーベリーティをチョイスしてみました。
クレームブリュレの上に、バニラアイスクリームがのっています。
しっかり表面に焼き色がついたカラメルはほんのり温かく、アイスクリームが少しづつ溶けていきます。氷が張られた湖のようにパリンと割れたカラメルの下には、カスタード生地がお目見えです。
その厚さは、わずか5ミリ程度で意外と薄目です。ほんのり苦味のあるカラメルとバニラの冷たさと甘いカスタードの王道のクレームブリュレです。
ブルーベリーティーと美味しくいただきました。
店員さんも感じがよく素朴で居心地が良かったです。ランチタイムが引けた後で、お客様は広い店内に5組程でしたが、ゆっくり落ち着けるカフェとして穴場ではないでしょうか。
<カフェ情報>
バケット ゲートシティ大崎店
東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎 B1F
大崎駅から徒歩数分
https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131604/13116332/
再開発が進み、若い息吹が感じられる美しい街並みの大崎駅周辺は、思った以上に素敵な街でした。今後もチェックしていきたい目が離せない街です。