今から何年前のことになるでしょうか。(遠い目…)
中学生の頃から「大学は仏教系か美大かなー」とやんわりと思ってました。「いや、美大だな」の方が気持ちが強かったかな。
とにかく絵を描くことだけは好きでした。勉強はさっぱり。
小学生から中学生は漫画を描いて自己満足で終わってました。当時流行ってました。
高校は美術専門のクラスがあるところを選びました。
2年生になるとそこで油絵や立体作品、いろいろやりましたが油絵が楽しかったな〜。
3年生になりそろそろ本格的に受験のことを考えました。
今はどうかわかりませんが、 「美大生になるのは狭き門、倍率は30倍以上」が当たり前。
それに気がついたのは高3の夏前(;_;) 最初の試験が11月なのにもう間に合わない!と慌てて美大専門の塾(アトリエ)に通うことにしました。
手描き専門の学科を目指し、そこ意外なら入学しても意味がないと思えるほど入りたい大学に出会い、何度も過去問を描きました。
デッサンの練習は顔や手が真っ黒になりながら全員が必死で取り組んでいました。
浪人生も多く、ものすごく上手なデッサンを見て「こんなにうまく描けない、無理だ」と絶望的になったことも。。
でもアトリエ教室はすごく楽しくて学校帰りに寄るのは嬉しかったです。
仲間とともに夏休み毎日通った青春時代(笑)
充実してました。(思い出はキラキラ光るものですね)
試験当日、とっても寒かったのを覚えています。仲間と輪になってクロッキーをして手を温めて試験に臨みました。
☆☆☆
大学ではもちろん何度も描いて描きまくったけど、途中から「本当に好きなのかな」と悩むことも多かったです。
大学は絵を教える、ということはなく、絵を描く時間をたくさん与えてくれる場所でした。
素晴らしい才能のある学生が中退することもありました。
絵で生きていくことはとてつもなく大変なことなんだとも知りました。
私は絵を生かした仕事を、就職する形で卒業しました。フリーで仕事をする人は少なかったです。その後勉強してフリーで活躍する友達もいます。
なぜ急にこんなことを思い出したかと言いますと、帰省したら親が学生時代の絵を飾っていたからです。
これ、飾る?というような作品。額縁にすら入っていないのに。かべにどーんと飾っていました。 小さめに載せます…
この子、形が取れずに苦労しました。なんども描き直しました。先輩に相談しながら、泣きながら。もうその頃から私弱っちい。
美大生の頃の思い出ももちろんありますが、「本気で受かりたい!!」とあれほど強く思い取り組んだ青春時代(また言う)は私の大切な時間でした。 (それまで何かを目覚まして頑張ると言うことをしてこなかった)
もちろん、卒業する時学費を払ってくれた親に感謝しました。親になってわかる。。美大は学費が高い(-。-;
…好きなことを仕事にすることは難しい。
でもブログに絵を載せたり、学生時代の作品を見たりしていると、やはり自分は絵を生かした仕事がしたい、と改めて思いました。
ゆっくりでいいから実現したいです。
☆☆☆
いつもありがとうございます😊