岐阜流れ星の「肘神神社」高山で実現 建立祝い肘祭り
飛騨地域出身のお笑いコンビ「流れ星」の漫才ネタに登場する架空の「肘神(ひじがみ)神社」が、現実の神社として高山市本町の商店街にお目見え、一日、建立を祝う「肘祭り」があった。 流れ星は高山市出身の滝上伸一郎さんと下呂市出身のちゅうえいさんの二人。二〇一三年のお笑いコンテスト「THE MANAZAI」決勝戦で披露したネタ「肘神様」でブレークした。岐阜県の山奥にある神社で、村民たちが「うーでのほーねをつーなぐ関節、ひーじ!ひーじ!」と唱えて「肘神様」をあがめるというギャグだ。 二人は「育ててもらった地域に恩返しがしたい」と実際に神社の建立を計画。インターネットを通じて資金を募るクラウドファンディングで四百万円を集めて実現させた。建立されたのは高さ約一・二メートル、幅七十センチ。さい銭を投げると、「これで君の肘も大丈夫」などと肘神様の声を聞くことができる。 肘祭りでは、ちゅうえいさん扮(ふん)する肘神様と滝上さんが漫才を披露。肘神様はみこしに乗って商店街を練り歩き、一帯は「ひーじ!ひーじ!」の掛け声で熱気に包まれた。 千葉県佐倉市から妻と訪れた会社員鈴木孝則さん(45)は「予想以上に人数が多くてびっくりした。流れ星二人の地元愛を感じられて来たかいがあった」と話した。 (西浦梓司) 今、あなたにオススメ Recommended by |
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