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長島一茂がスマホ育児に「そういう親は最悪だよ」、子育てを日本の闇につなげる乱暴さ

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Thinkstock by RyanKing999

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 外出中、電車内や飲食店で子どもが泣いたり騒いだりした際、スマホを見せて急場しのぎをすることがある。子どもから「写真見せて~」と言ってくることもある。公私でフル活用しているスマホは、生活必需品であり、あらゆる個人情報も入っている。もし紛失しようものなら……想像しただけで目まいがしてくる。そのような重要なツールであるスマホを、3歳の我が子に積極的に触れさせたいとは全く思っていないが、状況によってはやむを得ず、動画を見せたりゲームアプリをさせたりしている。もちろん、スマホを見ている我が子からは目が離せない。破損してもショップで直せるとはいえ、そんなことに時間を取られたくもない。

 これはあくまで私のケースで、子供用にiPadなどタブレットを用意していればまた違うだろうが、ともかく私がスマホを子どもに触られたくないのは、教育上よくないからではなく、ますます目が離せなくなるしもっと面倒なことになったら嫌だから。スマホ育児に反対する人からは、お前そういう問題じゃないだろ、とお叱りを受けそうだが、この「子供とスマホ」というテーマで大沢あかねが総攻撃を受けている場面を見た。

 7月29日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)では、飲食店で子どもがぐずった時にスマホを使う場合があるという大沢あかね(32)に、長嶋一茂(52)が断固反対の姿勢を貫いていた。

 同番組ではこの日、「相次ぐ不可解な殺人事件 日本社会が抱える闇とは!? SP」と題し、近年に発生した3つの殺人事件をクローズアップ。ゲストに招かれた教育評論家や精神科医から「家庭での関係性がないとコミュニケーション能力が生まれてこない」「スマホとかTwitterとかFacebookで“会話をしている”と錯覚しがちだが、実際にコミュニケーション能力を養うのは人と人の接することが大事」といった意見が出ていた。この放送内容自体、私は懐疑的な目で見てしまった。こういう話を信じる層が、正義のつもりで母親叩きに興じるのだろうなと。

 ゲストの中でも“現役育児枠”だった大沢あかねは、どう感じていたのだろうか。彼女が「公園とか行っても最近やっぱり、お父さんお母さん結構スマホを見ていて、子供が遊んでいるのを全然気にしていないんですよね。自分もこういうところがもしかしたらあるのかなと思うと反省します」と語ると、長嶋一茂は説教モードに入ってしまったのか次のように問いただした。

長嶋「あかねちゃんもね、お子さんがいて、たとえば“子どもが騒ぐから、うるさいからスマホを与えとけ”みたいな親になっていない? 大丈夫?」「そういう親は、先に言っておくけど最悪だよ」

 大沢はこう返した。

大沢「それは時と場合によりますね。毎回毎回じゃなくて、たとえば、ちょっとご飯を食べに行きます。で、子どもがぐずりました。泣いたら“チッ、うるせえな”みたいな人たちも、やっぱり中にはいるわけじゃないですか。みんながみんな子ども好きではないですから。そうすると、申し訳ないな、ちょっと静かにしててほしいなっていう時にスマホ見ながらっていうのは、そういう時に使う場合がありますけど」

 長嶋は「本当はそこは同意できないけどなあ」と首をひねる。阿川佐和子(64)も「そういう時は、泣き出したら店の外に出すっていうのは?」と疑問を呈した。

 大沢が「出ますよ。出ても、やっぱりそれでも聞かない時って、もう食べないで出るか。でもスマホを見せておけば、言い方悪いですけど喜ぶ部分もあるんです」と説明しても、長嶋は「今みんな、お母さんたち見ててもそうだからわかるんだよ。あかねちゃん言ってることわかるんだけど、おれはそれはちょっと反対だね。やっぱり食事する時はスマホしちゃダメ」と反対の姿勢を崩さない。

 長嶋いわく、食事は親子のコミュニケーションの場であり、スマホは絶対NGなのだという。

長嶋「コミュニケーションを取るために。だって親と飯を食べる時に、ここしかないのよ、コミュニケーション取る時って。食事をする場では親と子どもがコミュニケーションを取るから。スマホをやっていたらコミュニケーションがスマホとになっちゃう」「たとえば、うるさいのであればそこで上手くしつけるとか、ちゃんと食事をしなさいとかっていう食事の重要性、会話の重要性、親子関係の重要性。お店にいたらほかのお客さんたちもいるんだから、ほかのお客さんの迷惑にならないようにするっていう絶好の教育の場なんだけどもスマホを渡すことによって全部なくなっちゃうんですよ」

 熱く語る長嶋だが、それは自らの子供時代がそうだったということが大きいだろう。偉大な野球人として名を残す父・長嶋茂雄が家庭で過ごす時間は決して長くはなかった。ただ長島一茂自身が父親として我が子とコミュニケーションを取る際はどうだったのだろうか。それもまた食事中しかなかったのか。少なくともすべての家庭が「食事の時しか親子のコミュニケーションを取れない」ということはないだろう。

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中崎亜衣

1987年生まれの未婚シングルマザー。お金はないけどしがらみもないのをいいことに、自由にゆる~く娘と暮らしている。90年代りぼん、邦画、小説、古着、カフェが好き。

@pinkmooncandy

バナナ&ストロベリー

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