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周平、プロ初2打席連発 自己最多の6打点 また松坂助けた

2018年8月2日 紙面から

中日-阪神 2回裏1死一、二塁、高橋が右中間に逆転3ランを放つ(小沢徹撮影)

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 周平が8月反攻のノロシを上げた。中日の高橋周平内野手(24)が1日の阪神戦(ナゴヤドーム)で、逆転3ランを含む自身初の1試合2本塁打などで自己最多の6打点と大活躍。背中の捻挫で6月8日以来の公式戦復帰登板だった松坂大輔投手(37)の54日ぶりとなる白星を強力に援護した。チームは4月12日以来、今季2度目の4連勝となり、2位の巨人まで2.5ゲーム差に縮めた。

 三塁ベースを回ると、高橋は「ヨッシャー」と叫んでいた。2回の攻撃。1死一、二塁で打席が回ってきた。「前の打者(藤井)が四球だったので初球からタイミングを合わせて、思い切り行こうと思っていました」。初球の外寄り真っすぐを迷いなく振り切った。

 右翼席へ消える5号逆転3ラン。6月8日のソフトバンク戦で千賀から勝ち越し3ランを放って以来、実に54日ぶり、116打席ぶりの一発だ。「あまり援護できていなかったので、必死でした」。6月8日も先発は松坂だったが、またも怪物援護弾となった。

 これで勢いに乗った。4回の第2打席。2球で追い込まれた。ここからバットを短く持ち、ボールを選び、ファウルで粘った。8球目、外角真っすぐを左翼席へ運んだ。6号ソロ。2打席連発はもちろん、1試合2発も自身初。そして、とどめが6回、左腕・岩崎から左中間を破る2点適時二塁打だ。自己最多6打点と大爆発した。

 7月29日の巨人戦(東京ドーム)の2打席目に中前打を放ったのが、後半戦初安打だった。それまで28打席無安打。結果が欲しくて、力が入った。波留打撃コーチなどから助言をもらい、「もう一度、楽に構え、力まないようにした。自然体でいけるようにと心掛けた」。それがトンネル脱出へとつながった。

 体調管理も抜かりない。試合開始6時間前の正午すぎ、高橋の姿はナゴヤドームの外にあった。炎天下の中、ランニング、ダッシュなどを行っていた。午後0時の名古屋市内の気温は35度(気象庁発表)。7月下旬から出場機会が減っていた。汗を流し、体のキレを取り戻そうと必死だった。

 

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