【MFT2018】キーボード愛好家/自作キーボードクラスタが見るべきMaker Faire Tokyo 2018ブースまとめ
もう日がないですが、今週末、4日5日とMaker Faire Tokyo 2018(Twitterハッシュタグ: #MFTokyo2018)というイベントが東京ビッグサイトで開催されます。どんなものか全く知らないのですが、自作キーボード界隈から多く出展者が出ていることがあり、キーボードクラスタはそこだけでも見に行ってみようという方も多いのではないでしょうか。自分もそんな一人です。とりあえずどのブースに行くべきなのか調べてみましたので、よければ参考にして下さい。
あ、romly.comはMFT2018は参加しないのですが、技術書展5当選いたしました! キーボード関連、特にメカニカルスイッチに関する本を書けたらいいなと思うのと、飛行甲板キーボードを完成できれば…… と思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
それから、コミケの方はいつも通り@tama_mochi_yaさん(東ラ58a)にてメカニカルキーチェーン付きキーボード入門本「軸のブレない時雨ちゃん」頒布いたします。BOOTHより会場の方がちょっと安い!
キーボードとは関係ないですが、佐世保時雨オンリーで頒布した「時雨ちゃんカメラホットシュー」も頒布予定! よろしくお願いいたします
宣伝終わり!
Maker Faire Tokyo 2018 開催概要
日時
2018/8/4(土) 12:00~19:00 ※ゆかりさんプレゼンあり
2018/8/5(日) 10:00~18:00
- 開始時間も終了時間も異なるので注意しましょう。また入れるのは閉場30分前までです。
- デザフェスのように片方の日のみ参加するブースは無いみたいなので、基本的には都合の良い日に行けばOKみたいです。ただし、ゆかりさんのプレゼンは土曜日です。聞きたい方は土曜日14:30に間に合うよう向かいましょう。
会場
東京ビッグサイト 西1・2ホール
入場料
【前売り】大人 1,000円 / 18歳以下 500円
【当日】大人 1,500円 / 18歳以下 700円
コミケや技術書展に慣れているとあれですが、有料なのでお気をつけ下さい。前売りが500円お得です。ローソンチケットでは3日(金)23:59、e+では18:00まで購入できますので、お早めに。
また、MFT2018は基本的に即売会ではありません。販売もあるのですが、何かを販売する出展者は販売申請が必要みたいです。なので入場料がかかっても財布には優しいイベントに 嘘です。キーボード関連では遊舎工房さん、ゆかり屋さんがいずれも販売しておりますので、いつも通り、財布には厳しいイベントとなるでしょう
というわけで、後はキーボードクラスタが行くべきブースをご紹介します。漏れがあったらぜひ教えて下さい。
ブース順にしてみましたが、キーボードジャンルはほぼH 14にまとまっているので、そこを抑えれば大丈夫そうです。Google Developersさん、遊舎工房さんは離れたSにあるので気をつけて下さい。
- H 11-02 みんなのラボ
- H 12-06 O’Baka Project (kimio kosaka)
- H 13-08 Dm9 Records
- H 14-01 TAPLKEYBOARD
- H 14-02 自作キーボード ゆかりや
- H 14-03 Self Made Keyboard in Japan
- H 14-04 じゅにゃ・たま・ちぎ
- S 05-01 株式会社スイッチサイエンス
- S 07-03 Google Developers
- S 13-05 遊舎工房
【追記】Dm9 RecordsさんとGoogle Developersさんを追加しました!
【追記】スイッチサイエンスさんを追加しました!
みんなのラボ
ブース番号: H / 11-02
いきなりメカニカルキーボード自作とは若干異なりまして、こちらのブースのメインは自作キーボードではありませんが、#自作ThinkPadキーボードというのが目に入りました。どうやらノートPCのThinkPadのキーボードパーツにケースや制御用のコントローラーを自作してUSB接続可能なキーボードにした作品らしいです。って、USB接続できるThinkPadキーボードっていくつか製品ありますよね……? それでも自作していくスタイル。きっと僅かなレイアウトの違いが大きいのでしょう。ThinkPadキーボードへの愛がすごい。
O’Baka Project (kimio kosaka)
ブース番号: H / 12-06
ブース順なのでまた、メカニカルキーボードとは若干異なったブースが先で申し訳ありません。でも、自分を含め自作キーボードを設計してやるぞ! という方、KiCad使いますよね?
こちらメインはボトルシップのように瓶の中に電子回路を作る作品らしいのですが、KiCad入門書を展示されるそうです。挫折を経験した末、やっと自作キーボード用の回路を作れるようになってきたところなので、チェックしたいと思います。
Dm9 Records
ブース番号: H / 13-08
こちらもメインは自分で作れるアナログシンセサイザーキットなのですが、自作キーボードの展示も行われるそうです。ツイッターを見る限り、ErgoDox EZのような手首のチルトが特徴的な左右分割キーボード、アンダーグローありといった感じです。
TALPKEYBOARD
ブース番号: H / 14-01
国内におけるキーボード関連パーツ販売の老舗、TALP KEYBOARDさん。こちらは展示のみで、自作キーボードについて優しく解説&実際に触れられるとのことです。もうどっぷり沼につかっちゃってるぜな方は他の販売ブースに直行かもしれませんが、「自作キーボードってなんぞや? 流行ってるの?」な方はまずこちらのブースで緩く触れてみるのも良いのではないでしょうか。ツイートで下記のように仰ってるので、沼どっぷりな方もぜひ遊びに行って下さい。
自作キーボード ゆかりや
ブース番号: H / 14-02
先日、Mint60、BlocKeyを相次いで発表されたゆかりさんのブース。C94に先駆けての先行販売(あ、頭痛が痛いだ)があるとのことなので、両キーボードを待ちわびている方は必見のブースです。Mint60は別にぃ、Barroco持ってるしぃ、欲しいなんて思いませんけどぉ(嘘だよ! チョー欲しいけどもう自作キーボード界隈いくらお金あっても足りないじゃないかばかーー!!)、BlocKeyは敢えてメカニカルキースイッチを使わないという常識を覆す設計で、おしゃれアイテムとしてとんでもなく普及しそうなミニミニキーボードです。なにより値段が信じられない。どれくらい安いかって言うと、キーキャップ一個より安い(本当)。
また、ゆかりさんは自作キーボードについてのプレゼンもなさいます。西2ホールにある、Makerステージというところで、土曜日14:30からです。要チェキ!
Self Made Keyboard in Japan
ブース番号: H / 14-03
キーボードクラスタが集まるDiscordの共同出展ブースです。上記リンク先より、Discord管理人のたの椎名林檎さんのページの方がわかりやすいです。キーボードクラスタがわいわい集まって参加ということで、テーマを絞らない、様々な自作キーボード関連展示が見られることと思います。
具体的にはKailhロープロ用キーキャップを射出成形で作ってしまった@nameless911さん、Crkbdでお馴染み@foostanさんなどなど。省略して申し訳ないのですが、他にも興味深い展示がたくさんあります!
個人的には、僕がデザインさせていただいたHOGYコインを具現化したものを@yohewiさんが展示されるらしいので楽しみにしております。
じゅにゃ・たま・ちぎ
ブース番号: H / 14-04
こちらの物理フリック入力キーボード、ツイッターでも話題になり、スイッチサイエンスで大々的に販売されているのでご存知の方も多いハズ。メカニカルキーボードクラスタが真に求めるものを本格派メカニカルキーボードとすれば、こちらは時世を取り入れた社会派キーボードと呼べるでしょう。
お恥ずかしながら、現物はまだ見たことすらありません。物理的フリック、早く体験してみたい!
株式会社スイッチサイエンス
ブース番号: S / 05-01
既に自作キーボードをがんがん作ってらっしゃる方にはお馴染みであろう電子部品販売のスイッチサイエンス。僕はまだそこまで到達しておらず、お世話になったことがありません。ぐぬぬ。販売だけでなく普及にも努めていて、自作キーボード関連ではPro MicroのUSBコネクタもげる問題の解決を図った互換製品の開発を進めてるそうです。試作品を見られたりしない……かな?展示予定!
展示は「micro:bitでつくってみよう!コンテスト」の受賞作品とのことなので、期待はせず、一応スイッチサイエンスさんのブースも抑えておきましょう。絶対行きましょう!
自作キーボード展示あるそうです! 行きましょう! スタッフさんが趣味で作ったキーボード展示、それから、キーボード関連部品の販売があるとのこと、Discordで教えていただきました。モゲナイマイクロも見られるそうです!!
Google Developers
ブース番号: S / 07-03
毎年エイプリルフールにおかしな日本語入力デバイスをガチで作ることでお馴染みのGoogle(日本語入力チーム)さんですが、何とその実物が展示されているようです! 2015年の「日本語入力ピロピロバージョン」と、2018年の「物理手書きバージョン」を展示とのこと。後者はWeb上で実際に試すことが出来、結構ざっくりなぞっても入力できたので感動しました。やったことがない方はぜひお試し下さい。
遊舎工房
ブース番号: S / 13-05
Helixでお馴染み遊舎工房さん。Helixの展示・販売はもちろんですが、目玉は何と言ってもHelixPicoの先行販売でしょうか。ロープロファイル専用の一回りコンパクトに、可愛くなったHelixです。ロープロファイル専用キーボードは他にPlanck Lightがありますが、左右分割は世界でも初のハズです。
しかし、僕はロープロファイルスイッチにはまだ懐疑的なのです…… 現物を見てじっくり吟味させていただきます(笑)
また、特製のメカニカルキースイッチテスターも展示されるそうです。Lubed済みスイッチ(スイッチ内部に潤滑剤を塗布することで、打鍵感をスムーズにする改造です)もテストできるスグレモノなので、ぜひ体験しに行きましょう。
というわけで、Maker Faire Tokyoe 2018、メカニカルキーボード愛好家必見ブースをまとめてみました。と言っても開催はすでに明後日、ギリギリになってしまいすみません。もっと早くまとめれば良かったです。行けるかわからなかったので、あんまり調べてませんでした(笑)。なおFortitude60のぺかそさんはコミケに集中されるためMFTには参加されていません。要するにキーボードクラスタはコミケも当然参加しなければならないというわけです。夏は忙しいのじゃあ~。
ちなみに、公式さんがこちらの記事で自作キーボード関連ブースを紹介されてるんですが、肝心の遊舎工房さんが載ってなかったので……
自作キーボード、または関連するブースで抜けがあればコメントでもツイッターでもぜひ教えて下さい。
僕ももちろん各ブース周る予定なんですが、残念ながら何の進捗もないので、こそこそスネークして参ります(笑)。