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映画『ミラクル・ニール!』:右手を振ったら願いが叶う?クスリと笑えるシュールなSFコメディ!!

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ども!さとる(@satorism0321)です!

もしアナタが、「右手を振っただけで願いが叶う」としたら何に使う?

お金儲け?
エッチなこと?

あ、ぼくは世界平和のために使いますよ(=ω=

へーすごーい やっさしー(棒

う、うん

今日はそんな「なんでもできる」能力を手に入れた男の映画をご紹介するぞーー!!

地球の運命を託された男!右手を振って世界を救え!!

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『ミラクル・ニール!』(原題:"Absolutely Anything") 2015年イギリス
オススメ度:★★★★★

テリー・ジョーンズ(モンティ・パイソン!)監督作品。

ぼくの大好きな俳優、サイモン・ペッグ主演のSFコメディ。
かつて人類が打ち上げた探査機を発見した宇宙人たちに、右手を振ったら「何でもできる能力(Absolutely Anything)を与えられた主人公ニール。
しかしこれは、地球人がこの能力を「どう使うか」試すためのテストで、その力の使い方によって地球を滅ぼすかどうかを決めるためのものだった。
そうとは知らないニールは、どうでもいいことばかりにこの能力を使い始め・・・というお話。

終盤における、「世のために能力を使おうとすればするほど事態が悪化する」、というシュールな展開には思わずクスリとさせられる。
しかし、主人公ニールの三角関係?みたいなものを中心に物語が進み、なんでもできる右手設定をうまく活かしきれてないような気がしないでもないので、★2とさせて頂いた。

サイモン・ペッグのファンとしては★4くらいあげてもいい(笑)

登場人物紹介

ニール・クラーク / サイモン・ペッグ

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中学校の教師。
宇宙人たちにより、右手を振ることで「なんでもできる」能力を与えられた男。

飼い犬を話せるようにしたり、自分を女体化してみたり、担任するクラスを壊滅させたりと、ロクなことに能力を使わない。

キャサリン / ケイト・ベッキンセール

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ニールの隣人で、彼が想いを寄せている人。
セクハラ上司とストーカーに悩まされている。

演じたケイト・ベッキンセールはぼくの大好きな女優。
「最も美しい顔100人」に15年連続ランクインし、2007年には1位を獲得したこともあるイギリス出身の美女である。
マイケル・ベイ監督の『パール・ハーバー』(2001)でブレイク。ぼくは『アンダーワールド』(2003)が好きだったな。

余談だが、以前やっていた某有名MMOゲームのキャラクターに、Kateと名付けてプレイしていたこともある(^ω^

デニス / モジョ

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ニールの愛犬、デニスを演じたのは俳優犬モジョ。
犬種はイギリス原産の小型犬、ウェルシュテリアのミックスのようだ。

演じたモジョは元々捨て犬だったそうな。
ニールの力によって話すことができるようになるが、声を担当したのは今は亡き名優ロビン・ウィリアムズ。

惜しくも彼の遺作となった。

グラント / ロブ・リグル

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キャサリンをストーカーする軍人。階級は大佐らしい。

すごく個人的だけど、会社のおっさんにちょっと似てて笑える。

宇宙人たち / モンティ・パイソン

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はるか彼方の宇宙より、二ールに能力を与えてテストをする宇宙人たち。

声を担当しているのは、イギリスを代表するコメディ・グループ「モンティ・パイソン」だ。日本で言うと、ザ・ドリフターズのような方々だろうか?
ぼくはちょっと世代ではないのでパイソンズのことは分からないが、メンバーの1人に鬼才テリー・ギリアムがいることに驚いたw

また、パイソンズが揃って出演するのは1983年以来振りだそうだ。

さとる的おすすめポイント

この想い、君に届け!

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本作冒頭で、宇宙人たちが地球を知るキッカケになるのが「パイニア探査機の金属板」。
はるか彼方の君(宇宙人)に届いたんですなぁ・・・w

さて、その「金属板」。
説明がめんどくさい複雑なので、我らがWiki先生にご登場頂こう。

この金属板は1972年と1973年に打ち上げられた宇宙探査機パイオニア10号・11号に取り付けられた銘板で、人類からのメッセージを絵で記したものである。探査機によるMETI(Messaging to Extra-Terrestrial Intelligence)=Active SETI(能動的な地球外知的生命体探査)の最初のケースである。

金属板には人間の男女の姿とともに、探査機の故郷である地球に関する情報を示す記号がいくつか描かれている。この金属板は星間空間を漂う一種のボトルメールとして作られた。この金属板を搭載した探査機が将来、ある恒星の周囲30天文単位以内を通過するまでに要する平均的時間は我々の銀河系の現在の年齢よりも長いと見積もられている。

Wikipediaより引用

 ということである。

よーするに、宇宙人へのラブレターである。「ぼくはここにいるよ」なのだ!

しかしこの金属板、故スティーヴン・ホーキング博士が警鐘していたように、「悪い宇宙人が拾う可能性」もあるわけで、本作でも最初は「面倒だから(地球を)破壊しようぜ」というノリであった。

ちなみに劇中では、ほかの惑星から来たまんま同じデザインの金属板が多数登場するのにも注目。

パイオニア探査機は、こうしている今も深宇宙を飛び続けていると思うと胸が熱くなるな!

男子の夢は世界共通

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能力を得たニールは、とにかくその能力をしょーもないことにしか使わない。

どんなことに使うかは見てのお楽しみだが、この辺のシュールさは見ててニヤニヤさせられる。
特にこういった能力を持ったならば、男なら誰しもがやるだろうことをキチンとやってくれるところには、

男の妄想は世界共通である

と感じさせる。実に感慨深いな!!
(文字色ピンクにしてみました)

ほらな。人類は分かり合うことが出来るんだよ(意味深

ケイトがかわいい

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先ほどファンだと言ったが、ぶっちゃけた話、記憶の上では2003年の『アンダーワールド』以来だったりする。

こんなに面長だったかな?と思いながらも、やはりケイトは美人である。

『アンダーワールド』シリーズのクールなヴァンパイア役が印象的だったが、本作ではノーマルな彼女の魅力を堪能できるぞっ!

犬もかわいい

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ニールの愛犬デニスがこれまた可愛い。

ニールの能力によって途中から話すようになるんだけど、おバカ犬すぎて笑えてくるぞ!同じ犬が喋るという映画でも、『ぼくのワンダフル・ライフ』とは大違いのバカっぷり。

普段はこんなこと考えてるんだろうなァ・・・『ぼくのワンダフル・ライフ』に比べると、こっちのほうが感情としてはリアルなのかもしれない(笑)

最後に

抱腹絶倒コメディ!というわけではなく、クスリとさせられるシュール系コメディである。
従って、「よっしゃ笑うぞー!」と構えず、肩の力を抜いてリラックスして見ましょう。

それがいい。そうするべき。

最後に予告編をどうぞ!

youtu.be


参考になれば幸いです!それではまたーーーー!!