一つの住宅に長く暮らしていると、経年劣化や度重なる災害などでさまざまな問題が現れてきます。天井や壁など強度のある場所からの雨漏り、床のきしみ、風が少し吹きつけただけで屋根がはがれ落ちたり、窓ガラスが破損する場合もあります。住宅の中でも、水漏れや害虫の発生など、さまざまな問題が起こってきます。
このような問題を解決してくれるものが、リフォームです。リフォームといえばバリアフリー化や太陽光発電システムの設置など、今どきの住宅に造りかえるような印象がありますが、それだけではありません。家の内と外に起きるさまざまなトラブルを解決し、以前よりも安心して暮らせるよう造りかえる方法なのです。
リフォームの依頼は少し勇気がいりますが、いつでも相談できる業者を一社だけでも見つけておきましょう。簡単な修理から本格的な建て替え工事まで、幅広い施工を得意としている業者ならもっと安心です。
住まいの相談や現場訪問の時にはいろいろなアドバイスや対処方法が聞けますから、積極的に悩みや不安を相談してみてください。
リフォームをしたいと思ったら
「最近雨漏りが心配」「床をもっと頑丈にしたい」「室内の間取りを変更したい」など、各家庭にそれぞれ理想のリフォームスタイルがあるはずです。リフォームをしたいと思ったら、まず始めに直さなければならない場所をピックアップし、本当に直す必要があるのか考えてみましょう。
家族だけで話し合いをしたら、次は工務店やリフォーム専門業者に来てもらい、直す必要があるかどうかチェックして貰います。1社ではなく、必ず2社以上に確認に来てもらいましょう。業者によっては、本来直す必要がない(直さなくても安全)場所のリフォームを勧めてくる場合があります。信頼できる会社を選ぶという意味でも、現場訪問や見積もりなどは数社から取るのが一般的です。
早急に対処が必要なリフォームとは?
すぐに対処しなければならない問題としては、水漏れや雨漏り、壁や窓などに穴があくなどのトラブルです。住宅とは雨風をしのげる場所ですから、雨風がしのげない場合はすぐに応急処置を行い、リフォームや手直しなどが必要になります。また、害虫が室内に大発生する場合も緊急の対処が必要になるでしょう。
住宅の一部が傾いていたり、倒壊の危険があるものはすぐにリフォーム業者などに連絡しましょう。地震の後は特に建物の構造部分が破損しやすいので、少しでも不安に思うところがあれば遠慮なく相談をするべきです。