Photographer: Leon Neal/Getty Images Europe

グーグル、中国向けに検閲済み検索アプリを準備中

アルファベット傘下のグーグルは、中国向けに検閲済みの検索エンジンの立ち上げを準備中だと、ニュースサイトのジ・インターセプトが伝えた。中国政府が不適切と判断する検索結果は表示されない。

  ジ・インターセプトによれば、グーグルは「ドラゴンフライ」のコードネームで呼ばれるプロジェクトに2017年の春から取り組んでおり、検閲済みバージョンの検索アプリがどう機能するかを中国の当局者に実際に見せたという。同サイトは会社資料や事情に詳しい複数の関係者の話を基に伝えた。関係者の名前は明示していない。アプリの最終版は6ー9カ月以内に投入される可能性があるとしている。

  グーグルは電子メールで、中国では「グーグル翻訳」など複数のモバイルアプリ提供や開発者支援、企業への投資を行っているとした上で、将来の計画を巡る臆測にはコメントしないと説明した。

  同社は検索結果の自主検閲を求める中国政府の要求を拒み、2010年に中国本土の検索エンジンを閉鎖し、香港版サイトに自動転送する措置を取った。

原題:Google Plans a Censored Search App for China, Intercept Says (1)(抜粋)

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