飲酒し生徒暴行の教諭を懲戒免職
和歌山市にある県立高校のラグビー部で、顧問の男性教諭が酒を飲んだうえで部員の生徒の頭を蹴るなどしてけがをさせた問題で、県教育委員会はこの教諭を1日づけで懲戒免職の処分にしました。
懲戒免職となったのは県立星林高校のラグビー部顧問、庄田光一教諭(35)です。
県教育委員会によりますと、教諭は先月、ラグビー部の校内合宿でバーベキューをした際に、500ミリリットルの缶ビール1本半ほど飲んだうえ、3年生の生徒の発言に腹を立て、数メートル引きずり頭を踏みつけるなどしたということです。
生徒は全治3週間と診断され頭がい骨を折った可能性があり、生徒側は警察に被害届を出したということです。
学校などの調査に対し教諭は「生徒や保護者に大変申し訳なく思い、大いに反省している」と話しているということです。
また、県教育委員会は、その場にいた副顧問の56歳の男性教諭についても合宿に酒を持ち込んだうえ、生徒のケアなどを適切に行わなかったとして、停職1か月の処分にしました。
県教育委員会学校人事課の松本泰幸課長は「教育への信頼を損ない大変申し訳ない。体罰や飲酒をしないよう改めて通知するなど、再発防止につとめたい」としています。