僕は生まれた時から毎日温泉に入っている
とある温泉街で生まれた僕は「共同浴場」というちょっと変わった習慣のある地域で育ちました
今日はそんな温泉にまつわるお話です
家に「風呂」が無い生活
うちの実家には「お風呂」というスペースが存在しません!
風呂が無いっていうと、こいつの家はマジで貧乏なのかと思われてしまいそうですが
実は風呂がないといっても金銭的な理由ではなく、「設備として必要がない」ので置いていないという意味です
というのもうちの実家は温泉街にあって、町中には温泉施設がたくさんあるんですが
その中でも「共同浴場」というその地区の人が管理して無料で入ることのできる施設があるんですね
出典:rurubu.jp
もちろん外部の人間も入れますが、有料です
基本的には維持管理をするためにその地区の人が毎日かわりばんこで掃除をして
そのかわりにタダで温泉に入れますよっていうシステムでなりたっているんですよ
なので家に「お風呂」は必要ないんです
共同浴場(きょうどうよくじょう)とは、主に温泉地に存在する、地元の人々が管理する温泉を利用した浴場。広義では公衆浴場も含まれる。共同湯(きょうどうゆ)や、北陸地方では総湯(そうゆ)といった言い方もある。料金はそれぞれの施設が定めており、主に清掃協力金などの名義で徴収している
「初ユニットバス」で感動
そんな風習の残っている地域で生まれ育ったので、「温泉」というモノが当たり前すぎて逆に自宅にお風呂がある生活に憧れていました
18歳になり大学進学とともに他県で一人暮らしをした時に、人生で初めて「ユニットバス」を使ってすごい感動したのを覚えていますね!
だって「自分だけの風呂」ってヤバくない??
だいたい部屋を探すときに風呂、トイレ別がいいっていう人がほとんどですが
当時の僕にとってそれ以上に風呂付の部屋ってだけで「大満足」というイメージでした
「シャワー」もほぼ初心者
うちの温泉は源泉かけ流しで、小さな温泉だったのでお湯の出口が1つしかありません
イメージでいうとこんなかんじ
「源泉かけ流し」というのは温泉の源泉から直接引き湯して浴槽にこんなかんじで常に新しいお湯を流し続けることを言うんですが
ホント小さな温泉だったため銭湯のような気の利いたシャワーなんてものがなく、お湯の出口は浴槽にあるこれ1つ
なので、体や頭を洗うには浴槽に溜まったお湯をすくって流していく必要があったんですね!
これが当たり前だと思っていましたが
ユニットバスで「シャワー」を初めて使った時にこれは戻れなくなる…と思ってしまいました
物心ついたときから「温泉マナー」を叩き込まれる
そんな環境で育ったので「温泉のマナー」というのは3歳ぐらいから叩き込まれていました
・かけ湯を必ずする
・湯船に入る前に体を洗う
・タオルは湯船に入れない
・浴槽のふちには座らない
・脱衣所に出る前に一回体を拭く
・お風呂で他の人と会った時は挨拶をする
こんなかんじで「共同浴場」のマナーというのが存在しています
ほとんど温泉のマナーですが、一つ違うところといえば「挨拶」ですかね
入るときは「こんばんは」「こんにちは」
出る時は「お先に失礼します」「おやすみなさい」というようなかんじです
ほとんど地元の人しか入らない温泉なので、どちらかというと地域のコミュニティ施設みたいな面があって普通の温泉ではありえない近所付き合いの延長線のような習慣がありますよね
たまに温泉好きの方がいらっしゃるんですが、こっちが「こんにちは!」って挨拶するとびっくりするもんね
毎日温泉に入りたい方は温泉街に住むと良いよ
毎日温泉に入れたらなーって思う方もいると思いますが
そんな方はぜひ温泉街に住んでみて下さい
「共同浴場」という文化は大きな温泉街ならどこにでもあると思います
今住んでいる群馬なら草津温泉にもありますね!
この地元のコミュニティに入っていくのはめんどくさいと思うかもしれませんが
無料で温泉に毎日入れるというメリットを大きいと思えるならぜひオススメします!
ということでうえのさんのリクエストで温泉記事でした!
ではでは