子どもたちが考える「TVゲーム」との付き合い方 千葉市立弁天小学校
NHK放送文化研究所の調査によると、子どものテレビ視聴時間の平均は、小学生で3時間、未就学の児童ですら2時間を超えるという。また、ゲームの長時間使用、インターネットや携帯メールにハマる中高生など、子どもたちはまさに「メディア漬け」。このような状況は、子どもの健全な成長発達という面からどうなのか。
千葉市立弁天小学校 授業を企画したのは、以前学びの場.comでも紹介(授業実践リポート参照)した、NPO法人企業教育研究会
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「これ、何か知ってる?」の質問に全員が挙手。答えは「ゲームキューブ」 |
●子どもたちのゲーム使用時間は? 実際に授業を行うのは、千葉大学教育学部3年生の八木航さん。ご自身が、時間を忘れてゲームにハマる子ども時代を送った経験から、この授業を企画したという。
2時間以上がわずか2人というのは意外に感じたが、後で子どもたちに、普段のゲームとの付き合い方を聞いてみると、「親に叱られる」「目が悪くなる」「宿題ができなくなる」などの理由から、時間を決めて、自制しながら使っている子が多かった。意外に子どもたちは、ゲームと上手に付き合えているのかも知れない。 |
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●ファミリーコンピュータで始まったゲームの歴史 「次にTVゲームの歴史を勉強してみましょう。こんなこと、普段の授業では勉強しないよね」 |
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●なぜ時間を忘れてゲームにハマってしまうの?
さて、ここからはグループ作業に入る。 次にこれらのカードを似たもの同士で分類し、分類したかたまりごとに名前をつけていく。いわゆるKJ法である。各グループとも、10項目までに絞り、とりのこ用紙に清書して、黒板に貼る。これをグループごとに発表するのである。 |
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●作り手はなにを考えてゲームを作っているのか? 最後にゲームの作り手からのコメントをビデオに収録してきたものを見る。 ゲーム制作会社「エンターブレイン」社長(『週刊ファミ通』を発行) セガ バンダイ 遊演体 なるほど、こうして聞いてみると、子どもたちは、作り手の思惑にまんまとハマっていることになる。
「エンターブレイン」社長 これで、2時間にわたる授業が終了。子どもたちに感想を聞いてみた。 今回の授業を企画段階から見守ってきたNPO法人企業教育研究会の藤川氏は、この初めての試みについてこう語った。
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