かなりこじれたところで、
有限会社クワイアと長い事(?)付き合いがあったような
lightの服部社長がお出ましになった。
実はこの期間の前後、やる事が無くなった僕は
『しろのぴかぴかお星さま』
のスクリプトの手伝いとかもやっていたのだ。
大網剛は長い者には巻かれろと言うか、
虎の威を借りる狐そのものだったので、
大物を味方につけて、その威勢を借りてパワハラ的な
ネゴシエイトをするタイプの人間だった。
そんなに自分に自信がないのかねぇ……哀れ。
で、大網と服部社長と僕で密談。
まずは僕の意見を聞かれて
「取りあえずはユーザーが第一なので、ユーザーが損をしない形で納めるのが一番だと思います。大網さんも細かいところには拘らず、引くべきところでは引くべきでしょう」
と言った。
そうすると、服部社長はキョトンとした顔で
「いや、三ツ矢君が僕と同じ考えだとは思わなかった」
と妙に感心されてしまった。
恐らく服部社長の脳内で僕は「大網の腹心、側近」とでも思っていたのだろう。
残念!
僕の中では大網やクワイアは僕のゲームをリリースするためのただのパーツなのだ。
カッコよく言えば「ゲームファースト」「ユーザーファースト」が信条なんである。
カッコ悪く言えば「俺様ファースト」で、俺に都合が良ければなんだっていいし、妥協も変節もする男だ。
そんなこんなで服部社長に説得された大網は、
涙ながらに「僕が引きますから、絶対見捨てないで下さいね」
と服部社長に懇願するのだった。
クソだっせえwww
その場はそれで収まったが、
当然(?)事態はさらに悪くなる一方であった。
続く