eRONDO設立秘話5(その時は突然訪れた)

台東区稲荷町でシコシコと本庄君と一緒に

『らぶらぼheaven』を作っていた11月(だったような?)のある日、

突然1本の電話がかかってくる。

大網剛からだった。

 

取りあえず電話では何だからと近くのファミレスで話を聞くことに

「三ツ矢さんと本庄さん、うちの事務所で作業してくれませんか?」

「は?」

「今オリヒメと揉めてて、うちのスタジオの事務所誰もいなくて寂しいんですよ」

「はぁ」

 

まあ、別にいいか、とワタクシの売りである鈍感力を発揮して、

翌日から機材を移して「スターライトプロ(だったかな?)」

の事務所で開発を続けるワイたち。

電話番もついでに兼ねる。ギャラよこせ。(大網は守銭奴なのでよこさない)

 

そんなある日の晩、大網が誰かと電話をしていて、

僕に代わってくれと突然言い出した。

ってな感じで受話器を取ると、

相手はオリヒメヨゾラのお母さま。

何でも名古屋で「ファミリーワーク」という会社をやっているらしい。

ほ~ん、オリヒメヨゾラは名古屋の会社のご令嬢で、

そんでお遊びで芸能界の真似事やりたいのね、

と何となく得心が行く僕。

 

そしてオリヒメヨゾラのお母さまと僕と言う、

全然関係ない人間同士が電話で話すわけである。

どゆこと?

母上様が仰るには、今、大網剛とオリヒメヨゾラが男女関係で揉めていて、

そっとしておけば元鞘に収まるから大網には動かないで欲しい、

的な事を頼まれた。

 

そんなこと言われてもナァ……

と、思いつつ、そこはお母さまの顔を立ててその旨を大網に伝える僕。

どこまでお人好しなんだ。

 

続く

eRONDO設立秘話4(取りあえず『らぶらぼ』はリリースされた!)

まあそんなこんなきな臭いかほりを残しつつ、

エロゲー開発の万難辛苦を乗り越え、

無事『らぶらぼ』はリリースされたのである。

 

初回版には致命的なバグがあって大変ユーザーには申し訳ないのですが、

あれを言い訳と言うか釈明させてもらうと、

マスター前の一か月間はほぼ不眠不休で(その辺は収録した役者さんにでも聞いてみれば僕の状態は分かるかと思います)、

マスター焼く直前に修正したと思った箇所が、

遠い場所のフラグ管理で延バグを引きおきしたのが理由です。

 

やはり休養は大事だ。

フラフラになりながら開発をしてもロクなことはない。

しかし、有限会社クワイアの大網はブラックな守銭奴なので、

そんなことはこれっぽっちも考慮に入れない。

eRONDOが現在ホワイティにしようと僕が努力しているのは、

こういう伏線があるからだ。

 

で、『らぶらぼ』は不完全ながらも、本庄君の絵と、

駒井先生の筆力その他のおかげでプレイしたユーザー様からの

受けもそこそこよく、取りあえず黒にはなった。

 

そんなわけで本編でやり残した事をやりたい!

ということで当初お詫びDLC的な企画だった追加版を

ボリュームアップしてちゃんとした製品で出そう、

という流れで『らぶらぼheaven』の企画がスタートしたのだった。

 

まだこの辺りでは大網とオリヒメは傍目では大変仲良くしておりました。

 

続く

eRONDO設立秘話3(『らぶらぼ』制作中のアレコレ)

そんなこんなで、新体制有限会社クワイアの元で

ブランドboleroと『らぶらぼ』の開発がスタートしたわけである。

 

小話

この過程で古巣のシャッチョさんが

「三ツ矢を使うな」

的なお触れを各会社の社長様に出してたそうだが、

そこは残念実力の世界。

俺様くらいの腕になると、そんなお触れなんか出してもゲームは世に出るんだよ。

金山じゅん先生! 残念デシタ!! やーいやーい!

 

閑話休題

『らぶらぼ』の開発自体はクワイアの事務所から離れた場所で、

順調に進んでいた。

だが、クワイア内にある声優プロダクションで揉め事があった。

当時所属していた(?)サトウユキのワガママと、

大網の守銭奴モードががっぷり四つの大げんかになったのだ。

 

当時クワイアサイドにいたオリヒメヨゾラもその中に加わり、

なんとあろうことか、その揉め事を

「三ツ矢さんのせいってことにしてくれませんか?」

っていうクレイジーな相談をされるワイ。

「いやいやいやいや!(まっちゃん風に)」

って断ると

「でもそれじゃ私が困るんですよ!」

と断言するオリヒメ。

おお、もう……

自己中も甚だしいというか、たぶんお馬鹿すぎて自分の言ってる事が理解できてないんだろうなぁ、と思いました。

 

そんなわけで『らぶらぼ』で是非とも使いたかった

サトウユキさんはクワイアを離脱。

まあしゃーないなと思って開発にいそしむ僕でありました。

 

続く

 

eRONDO設立秘話2(boleroが出来たワケ)

本題からかなり遠くなりますが、ここから書かねば、

後々のイザコザや僕の判断に?な人が出てくるかもしれないので、

こっから書きます。

 

僕は当時PILで『仏蘭西少女』という魔物というか異世界からのガジェットを何とか売り物にすることに成功し、燃え尽き症候群だった。

いちおう外注ディレクターとしてギャラはいただいていたので『三国恋戦記』のPC版の代打ディレクターとか、BLゲーの演出とかしながら、ダラダラと次なる企画「本庄マサト君の絵でSEEKを作ろう!」を練っていた。

 

……が、なかなか企画にOKが出ない。

何故だ!?

俺は御社に4年で2~3億円の売り上げを出したじゃないか!

そんな有能ディレクターの企画をなぜ通さない!!

 

と、イライラむずむずしていたところに現れたのが、

有限会社クワイアの大網剛&オリヒメヨゾラ

なぜか二人がいつもセットで現れるので「あっ、そういう関係?(察し)」

みたいな風に思ってました。

 

まあ僕は基本他人の色恋沙汰には興味ないので、

「本庄マサト君の絵でSEEKを作ろう!」

が実現できりゃいいや、

ってことで、ギャラがPILの2/3以下だったが、

ゲームが陽の目を見る事を優先してそこでゲームを作る事にした。

 

それがboleroのはじまり。

それが悪夢の始まり。

 

bolero結成当時はオリヒメヨゾラの友達(今は知らんが)の、

民安ともえも交えて、

僕、本庄君、大網、オリヒメ、民安

でモツ鍋なんか楽し気に食べたりするくらい仲が良かったのだが、

人生は分かんないものである。

 

続く

eRONDO設立秘話1(登場人物紹介)

こんにちは。

eRONDO代表にして企画・プロデューサー兼ディレクター兼スクリプター兼シナリオ監修の三ツ矢新です。

 

この度、eRONDOの前身ブランドに当たるboleroブランドの『らぶらぼheaven』が発売中止になり、eRONDO設立に至るまでの過程をワタクシ視点からのドキュメンタリー形式で書き綴っていこうと思います。

 

もう終わった話なので、なるべく面白可笑しく語ろうと思いますが、生まれかけの我が子も同然のゲームを堕ろされた身としては、恨み骨髄のところもあるので、マジモードで熱くなっちゃうところもありますが、まあその辺は個人のブログだからって事でヒトツご了承下さい。

 

まずは登場人物の軽い紹介から。

 

三ツ矢新

ご存知エロゲー稼業21年下積みからの叩き上げのキャリア十分な(当時)ディレクター。相棒は本庄マサト君。

 

本庄マサト

他のエロゲー会社の募集に落っこちて僕が拾った逸材。

寡黙だけど考えもしっかりしているし、僕の教えを忠実に守って

メキメキと上手くなっていった努力家。

 

大網剛

有限会社クワイア代表。出川似。

『らぶらぼ』の企画を作らせてあげると三ツ矢を誑かし、

業界各方面に散々な迷惑をかけた上に砂をかけて退場するような男。

守銭奴ブラック会社の社長のお手本のようなお方。サイコパス

 

オリヒメヨゾラ(現ayumi.)

一時期大網剛の愛人(?)だかなんだかをしてたよく分からない歌姫。

本人は至って真面目なのだが、おバカなのとちょっとメンヘラ入ってるのと

打算的な卑怯な面があるのが大いなる傷。

 

民安ともえ

通称タミー。基本一本気で情熱家であり、面白いキャラをしているのだが、

オリヒメ同様、おバカで思い込みが激しい為、敵を作りやすいもったない人。

突然他人の僕に変なメール送りつけるのやめてネ!

 

柳英一郎

チャラ男。馬鹿。作る音楽がつまらん。以上。

 

服部道知

株式会社グリーンウッド(ブランド名light)の社長。

他色々やっているお方。

オリヒメヨゾラシンパで何かと擁護・支援・調停をする苦労人。

その節は色々とお世話になりました。

※ちなみにスタジオ緑茶も社名がグリーンウッドなので紛らわしい

 

取りあえず主な登場人物は異常です。

すみません誤打しました。以上です。

 

前回の記事の一件に関するtwitterでの質疑応答

みなさまこんにちは。

株式会社ワンポイントの三ツ矢新です。

この記事はお昼に投稿したブログ記事の続きで、出来る限り誠実に書かせていただきましたので、

今回の件での情報発信はこれで最後にしようと思います。


はじめに
この文章はtwitterの検索機能等を参照しながら、
個人的に「ごもっともだな」と思うご質問、ご意見に関する文章です。

ご質問の内容的に私個人の人間性を問う問いもありますので、
有体に言ってしまえば「くっさい自分語り」の要素が含まれる可能性があります。

なるべくそう言った記述は避けようかとは思いますが、
私が未熟なため、そう思わせる文章を書いてしまうかもしれませんので、
そういったものが苦手な方はこの記事はご覧にならない方が良いかもしれません。

 

それでは以下より質疑応答に入りたいと思います。

 

問1.そもそもなぜ、この件をtwitterに、しかもアンケート形式で投稿したのか?

 答:今振り返ってみると、主に2つの要因があると思います。

  1.先の記事で述べた駅職員さんとのやり取りですっきりしない感情が残っていた
  2.自分の言動が、果たして正しかったのか、脅迫やクレームに値しないか不安だった
    
  「1.」に関しては今では完全にNG、弁解の余地なく、
  感情に任せた愚かな行為であったと反省しています。
  特に駅職員さんを「馬鹿」等と罵倒したことは言語同断であり、特に深く反省しております。
    
  「2.」に関しては、少なからず「自分の行動は正しかっただろう」と信じたかった部分が無かったと言えば嘘になります。
  しかし、アンケート結果やその後のご意見等を伺った今では、

  先の記事で上げた通りの反省をしております。

  本当に駅職員さんには申し訳ないと思い、JR東日本の投稿フォームを通じてお詫びを申し上げました。
    
  現在の私自身の中の結論としては「そもそもtwitterに投稿するべきではなかった」
  という反省をしております。

 

問2.鉄道の約款等をなぜ理解せず利用しているの?

 答:こちらに関しては、多くの利用者が理解せず利用しているため、
   駅係員等の約款を説明するスタッフが存在しているものと考えています。
     
   ただし、先の記事で述べたような必要以上の説明や合意を求める行為は、
   弁解の余地なくしてはならない行為で、

   当駅職員様には深くお詫び申し上げました。

 

問3.前の記事とtwitterでのキャラ(口調等)が変わり過ぎて、本当に反省してるの?

 答:差し当って結論から述べさせていただきますと、本当に反省しています。
   では、なぜtwitterでのキャラと先の記事での語り口が変わったのかと言うと、
   恐らく
   1.反省したので後悔して口調を改めた
   2.そもそもtwitterでの口調が私個人的な資質で、
     ・煽り合いが好き
     ・「こう言ったらどうなるんだろう?」的な好奇心が強い
   等が思い当たります。
     
   今になって思えば、これらは会社を代表とする人間としてはもちろん、
   そもそも人として良い事なのかと言われれば、不特定多数の方を不快に
   させる行為であるため、NG。反論の余地なく反省させていただきます。

 

問4.前の記事で自分を格好よく見せすぎてない? ストーリー盛ってるんじゃないの?

 答:なにぶん記憶で書いていますので、大変申し訳ありませんが、
   「盛ってはいない……はずだと思います」くらいの回答しかできません。
   付け加えるならば、文字上では伝わらない口調、に関しては、
   会話が進むに従って荒く熱くなっていったとは思いますので、
   その点に関しても、冷静さを欠き、相手を思いやった会話が出来なかった自分を反省しております。

   また、後出しで自分のいい人アピールをするのは、
   この件でご理解をいただく方法として、完全に誤った悪手であったと今では思っておりますし、
   それを指摘されて「その話は信用できない」と思われるのは、
   私の落ち度であったと思います。
     
問5.一連のtwitterでの発言は会社の代表としてどうなの?

 答:完全にNG。弁解の余地なく反省・改善しないといけない点だと思っております。
   私が会社の社長・代表としての資質に欠けているのではないか、
   という疑問は起業当初からあったのですが、今ではそれはさらに大きくなっています。
     
   弊社代表を別の方に代わって頂く、という措置も検討しておりますが、
   折衝に時間がかかる内容の為、今すぐに、というのは不可能ですので、
   未熟ながら少しでも良い人間性を獲得する努力をして参りたいと思います。

 

問6.twitterで効いてないよアピールみたいなのはなんなの? みっともなくない?

 答:この件に関しては、様々な要素が自分の中にあると思います。
   1.負けず嫌いである
   2.本当に効いていないと思っていた(=馬鹿である)
   3.言われた事が正しく理解していない(=馬鹿である)
   4.心の中で煽られた事の内容に関して疑義を呈したい気持ちがあった
   
 「1~3」に関しては弁解の余地なくNG。真摯に反省しなければならないと思っております。
 4.に関しては、万が一そういった気持ちがあったとしても、物には限度と言うものがありますし、
 もっと丁寧で不快感を与えない言葉を選べなかったのか、と後悔・反省しております。
   
 みっともない等のご感想に関しては、今後出来る限りそう思われない言動を心掛けたいと思っております。

 

問7.twitterやめたら?

 答:馬鹿な人間が無自覚で奔放な発言をすると、無用な軋轢を産んだり、
   不特定多数の方に不快な思いをさせるので、

   本来であればこのご忠告に関しては、正しくやめるべきである、

   という選択肢も頭をよぎりました。
     
   しかしそれと同時に、私個人にとってtwitterはとても楽しく、勉強にもなり、
   大きな言葉を用いれば、私の生活にプラスになる要素も多々ありますので、
   誠に勝手ながらではありますが、極力そういった、他人様を不快にさせない事を
   内規として定め、来月より試験採用するスタッフに裁定させる形で、
   あくまでも個人アカウントとして、続けさせて頂きたく思います。
     
   この件も乱暴かつ有体に申し上げれば
   「零細ポルノメーカーの馬鹿社長なのだから『ちんこまんこエロゲー最高!』
    とだけ言っていればいいんだよ馬鹿!」
   といった自戒の心境です。
     

まとめ
 以上の事を考え、書き連ねていった後の個人的な感想としては、
 私は、   
    1.短気で冷静さを欠きやすい
    2.相手を慮る配慮に欠けている
    3.馬鹿なことに胡坐をかいている
    4.度を越えた悪ふざけや放言を軽率にしてしまう

    
 等が人間性としての欠点であり、直すべき箇所と思い、
 深く反省し、より良い人間性を獲得するべく日々精進してまいりたいと思います。
   
 また「他人の目を気にしすぎると、個性やその人の良いところを無くしてしまう」
 等のご意見も稀にですが頂くのですが、

 そもそも私の個性等は作品の中で表現するべきであり、
 twitter等では悪い面ばかりが際立ってしまう為、上記のような結論になった次第です。

以上です。

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  • id:ohinata

    Twitterであなたが主張したこと
    「yes or no」で答えてくれないのはモヤモヤする。

    ツイートを見た人達の多くが言いたいこと
    末端の社員には「上司の言葉」or「マニュアル通りの答え」を伝えるしか裁量権が無いため「yse or no」で答える事を求めるのは酷である。

    もちろんこれについても記事で書いてたけど、数ある多くの声のひとつとして捉えていたので違和感がありコメントしました。
    この記事は謝罪文ということだから、ツイート見た人達向けの記事だと思います。
    これを結論に持ってこないと納得されない方が多いと思いました。
    一方で、この記事を作ることで自分の気持ちを一段落させようという意図で書いたのなら、何も問題はないと思います。

6/17のJR東北新幹線運行トラブルの件に関しまして

はじめまして。

株式会社ワンポイント代表の三ツ矢新です。

登記では本名でされていますが、PNの方が通りが良いので、

このように自己紹介させていただきます。

 

はじめに
今回の記事は、6/17に発生した東北新幹線での鉄道トラブルに関する私の言動及び、その後のtiwtterでの発言に関して、個人的に思うところがあり、経過を追って「その時私が思ったこと」と「現在私が思っていること」を綴っていこうと思い、ブログを開設しました。


今後記事を追加するかは分かりませんが、基本的に私自身の為の文章ということでご理解頂いた上で、当案件に関する資料の一つして参照して頂ければと思います。
そういった訳ですので、このブログで書かれる文章は、基本的に読みやすさ前提で、企業の公式アナウンスのような言い回しとは異なる表現をするかと思いますが、予めご了承ください。


前提、及びご注意
1.

当記事と、6/17以来の私のtwitterでの発言は、下記の鉄道トラブルに関してであり、6/18日の大阪北部での震災の件とは時系列として前であるので、ご注意下さい。

  毎日新聞

  https://mainichi.jp/articles/20180618/ddm/041/040/130000c

  河北新報

  https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180618_13023.html


2.

当記事は弊社研修期間中の出来事でしたが、「1.」の通り、運行ダイヤが乱れ、研修目的地である「新函館北斗駅」まで行けるのか、それとも仙台泊になるのか不明であったため、上り線にはやぶさ22号を横付けし、乗客797人が移り、仙台駅に運んでいただいた段階で、私が研修全スタッフにオフタイム宣言をし、以後、新函館北斗駅に向かう列車に乗るまでの間の行動は自由でプライベートな時間、という事にしておりました。

従いまして、下記の経過で記されている事は、私が代表を務とめさせております会社とは関係のない、私事として認識していただければと思います。


3.

今回の一連の私のtiwtterでの発言は大きく分けて、


  1.上記「1.」の当該トラブルに関する経過と私の言動に関して

  2.twitterからいただいた各種疑問に対する返答(質疑応答、FAQ)


の2つに分けられると思われますので、

それぞれ順番に書き綴ってそれぞれ私が思うところをありのままに書かせて頂こうと思います。
別の記事として掲載するかどうかは、記事の量等を踏まえて柔軟に書き分けていこうと思います。


経過
2018/6/17 13時56分頃

社内研修の移動中、東京発新函館北斗・秋田行きのはやぶさ・こまち21号(17両)が宮城県内の仙台-古川間を走行中、停電のため非常ブレーキが作動し、緊急停車。

https://twitter.com/susie_now/status/1008248000181702656

この期間、社内の乗客は数人のグループを作って情報共有や、 飲食物を分け合ったり、世間話をしたりして交流をしていました。 この時私は、金婚式で北海道旅行に行くご夫妻と、 初めての日本旅行をすると言っていたドイツ人カップルの 合計5名のグループで仲良くなり、指定席で事の成り行きを見守っていました。 (というかそうするしかない)

 

2018/6/17 17時頃

https://twitter.com/susie_now/status/1008261923542990848

全く新幹線が動く気配がないので、指定席で仮眠していた所を、 上記のグループの方に起こされ 「上り線にはやぶさ22号を横付けし、乗客がそこに移り仙台駅に戻る」 という事を聞かされました。 上り線には順番に乗り移るので、待ちながらグループで情報共有や会話を楽しんでいました。 また、当然上り線にも乗客はいるので、はやぶさ22号の乗客は通路やデッキに寿司詰め状態となりました。

2018/6/17 18時頃

https://twitter.com/susie_now/status/1008281155882237953

https://twitter.com/susie_now/status/1008423685785448449

仙台駅着。

私のツイートや新聞記事にもある通り、仙台駅内でのアナウンスが遅く、曖昧で、 私を含めた乗客がどうすればいいのか分からず、 仙台駅ホームは混乱、困惑した雰囲気が立ち込めていました。 我々5人のグループも同様でした。 (私以外の研修スタッフには、ここでオフタイム宣言をして最悪仙台に泊まっても良いと伝えました)


2018/6/17 18時半頃 仙台駅

取りあえず「新函館北斗駅」まで待っていればいつかは行ける、

と駅職員に案内された12番ホームに移動し、待機。

待てど暮らせど新しいダイヤの情報が来なかったため、 ドイツ人カップルのキャプテンアメリカみたいな体格の男性から 「30時間寝てないので仙台に泊まりたい。どうすれば良いのか」 とグーグル翻訳を使って相談されました。

金婚式旅行中のご夫婦も情報を知りたがっていたので、 私が自分自身を含め5人を代表して駅職員に情報を聞きに行くことにしました。 (これが例のツイートに繋がります)

  ■今になって思う事

   この時の自分は

  「日本旅行に来た外国人に日本がいいところである所を見せたい」

   というええかっこしいな気分があった事は確かで、

   この辺りから、駅職員に対する思いやりが徐々に薄れていったように思います。


2018/6/17 18時半頃 仙台駅改札近く

手が空いていそうな駅職員さんを見かけ、以下のような会話をしました。

記憶で書いていますが、出来る限りありのままに書こうと思います。

 

私「ここに日本語ができない方がいるので、代わりに質問させてもらいますが、待っていれば目的地(=新函館北斗)に今日中に行けるでしょうか?」

 

駅職員「まだちょっと分かりません。切符の払い戻しは出来ます」

 

私「彼らは函館にホテルを取っているのですが、行けなかった場合のケア等はあるんでしょうか? 例えば航空会社で欠航があった時等のような」

(参照:https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/refund/domestic/expenses/

 

駅職員「ちょっと上司に確かめてみますので、少々お待ちください」

 

しばらく後

 

駅職員「誠に申しわけないのですが、切符の払い戻し以外はできません」

 

私「でも、それはちょっと酷いんじゃないですか。言葉が全く通じない人が、

  仙台駅に取り残されて、そのまま放り出されるとか、あんまりじゃないですか」

     ■今になって思う事

     この時点で、私は既に感情的になっており、駅職員さんに対する

     思いやりや配慮に欠けていたと反省しております。

 

 駅職員「大変申し訳ないですが、決まりですので……」

    ■今になって思う事

    この時点で会話は終了するべきだと反省しております。

    以後の会話は、幾つか原因が思い当たりますが、 主な部分が私自身の

    個人的な拘りの部分だったので、 末端の駅職員さんへの思いやりに欠けた

    利己的な行動、と批判されても仕方ない事だと反省しております。

 

私「では、そういう事があったとSNSに掲載して是非を問うてもいいですか?」

 

駅職員「上司に確かめてみますので、少々お待ちください」

    ■当時思っていた事

    この時点で、自分自身でも「これは捉えられ方によっては脅迫してるように

    見られるので、慎重に言葉を選ばないといけない」

    と、待っている間考えていました。

 

    ■今になって思う事

    そう考えつつも、既に感情的に昂っており、考えと以後の私の言動が

    一致していなかった事を大いに反省しています。

 

しばらく後

 

駅職員「そういったSNSに投稿する等のご意見は他のお客様からもいただいておりますが、ご自由になさって下さい」

 

私「別に脅迫したいわけではないので、そこは分かって下さい。あくまで確認なんです。SNSに代替措置がない事実と、緊急時にそれで良いのかどうか書いてもいいんですね?」

 

駅職員「ですので、お客様の判断でご自由になさって頂いて構いません」

 

私「御社の判断として、イエス、ということでいいですか? 例えば、OKとは言えないにしても、例えば私にそれをする権利があるかどうかだけでも確認させて下さい」

     ■今になって思う事

     対応して頂いた駅職員さんの立場を思いやる想像力に欠けた、

     感情に任せた利己的な質問だと猛省しております。

 

駅職員「私からはお客様のご自由に、としか言えません」

 

私「……分かりました。じゃあ代替ケアは取りあえずは無い、ということでいいですね?」

 

駅職員「大変申し訳ないのですが、ありませんが、ホテルに事情を説明すれば、     キャンセル料が発生しないケースもあるので、ホテルに問い合わせ頂くと     良いかと思います」

 

私「そうですか! ありがとうございます。そうしてみます。お忙しいところ長々と悪かったね。お疲れ様です」

     ■今になって思う事

     この言い方は、なぜか上から目線になっています。

     この言い方は駄目です。良くありません。

     言語道断で奢り昂りの感じられる言葉です。

     恐らく明確な回答が得られなかったイライラから、

     そうした軽率な表現になったことを深く反省しております。

 

2018/6/17 19時前後

駅職員さんと別れた私は、グループ待つ場所に戻り、情報を伝え、 日本語が少ししかできない外国人の方の代わりにホテルにキャンセルの電話をかけ、 キャンセル料が発生しない事を確認して、切符の払い戻し方法を伝えて、 そのカップルと別れました。 金婚式旅行中のご夫妻とはまだ一緒です。 その後、自分自身の宿にも連絡し宿泊キャンセルをして、私自身は、 取りあえず新函館北斗まで行くことを決めました。 その後、研修スタッフに、研修としての集合場所は翌日札幌駅改札前で、 それまではオフタイムという通達をしました。


2018/6/17 22時前後

新函館北斗駅

駅ホームには既に対応職員が待機しており、 切符の払い戻しや、函館駅に臨時の休憩列車を用意しているので、 そこで宿泊も可能、というアナウンスを受けました。

    ■当時思ったこと

    こういう事を、先の仙台駅でのやりとりで聞ければよかったのに……

    と不満に思っていました。

 

    ■今になって思うこと

    この措置はいつどの部署、役職の方が決定したか不明なので、

    仙台駅職員さんに不満を持つのはお門違いだったと反省しております。

 

2018/6/17 23時前後

函館駅

案内された臨時休憩車両内にて宿泊

 

2018/6/18 6時頃

函館駅より研修目的地の札幌へと移動

 

■まとめ・雑感

異常が6/17に私の周りに起きた出来事のあらましとなります。

今になって思えば、当時の仙台駅の混乱した雰囲気に飲まれ、私的グループ内での過剰な責任感、正義感が、 私自身の感情の制御が出来ないレベルまで昂ってしまい、 結果的に何の権限もないいち駅職員様に大変な無礼とご迷惑をお掛けした事を 深く反省しております。 この件に関しましてはJR東日本を通じて、メールにて改めて仙台駅職員さんに 謝罪文を送りました。

謝罪文の内容に関しては、上記の通りオフタイムの私的な事ですので、 公表は控えさせていただきます。

 

※またこの記事は記憶や読者様からのご指摘により、追加修正する事があります。

 ご了承下さい。

 

この後のtwitterでの私の言葉に関しては次の記事で振り返ってみたいと思います。