伊東干物店強盗殺人事件 2審も死刑判決
6年前、伊東市の干物店で起きた強盗殺人事件の控訴審で東京高裁は1審の死刑判決を支持し、被告の男の控訴を棄却した。判決を受けたのは伊東市大原の無職、肥田公明被告(65)。一審判決によると肥田被告は2012年12月、伊東市八幡野の干物店で経営者の清水高子さんと、常務の小淵慶五郎さんを刃物で突き刺して殺害し、売上金などを奪った。肥田被告は、一審の地裁沼津支部で死刑判決を受けたが、無罪を主張して控訴していた。東京高裁の大島隆明裁判長は、「肥田被告の供述に信用性はない。肥田被告が殺害行為に及んだとの認定を左右するものはない」として一審判決を支持し、肥田被告の控訴を棄却した。弁護側は判決を不服として上告したという。